タイピング
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タイピング
みなさんは正確で早いタイピングができますか?
最近は、仕事や勉強でパソコンを使う機会が増え、タイピングスキルはますます重要になっています。タイピングが速くなることで、資料作成やメールのやり取り、プログラミングといったパソコン作業の効率が格段に上がって、時間の節約にもつながります。また、作業がスムーズになり、ストレスも軽減されるため、誰もが身につけたいスキルですよね。
ですが、ただやみくもにタイピングの速度が早くなっても意味がありません。仕事や勉強などの実践の機会でタイピングスキルを活かすためには、正しい方法で正確にタイピングができた上で、早くタイピングができるようになることが重要なのです。
タイピングの速度アップばかりに着目して、タイピングの基礎を疎かにして自己流タイピングでどんどん練習を進めていくと、タイピングに慣れて指を動かすスピードは早くなるものの、ミスタイプが目立って結果的に時間がかかってしまう、というような悪循環におちいることもあるのです。
では、「タイピングが早くなるコツ」とは一体何でしょうか?
そんな疑問を持つお子さんのために、この記事では、タイピングを早くするための基本的なコツから、初心者向けや中級者向け、さらには上級者向けのテクニックまで、幅広く紹介していきます。さらに、タイピングスピードが速い人と遅い人の違いや、なかなかタイピングが上達しない人が抱えている原因とその対策とミスを減らすための工夫も紹介しています。
この記事を読み終わった頃には、きっと自信をもってタイピングができるようになっていることでしょう!
それでは、早速「タイピングが早くなるコツ」について紹介していきます。
1−2.正確なタイピングができるようになるコツとスピードが早くなるコツ
2.タイピングが速く正確にできるようになるメリット&デメリット
3−4.無駄な視線の動きがない(ノールックでタイピングができる)
4.【初心者・子ども向け】タイピングの基礎を身につけるためのコツ
5.【中級者向け】正確なタイピングができるようになるためのコツ
5−2.無駄な動きがないか、手全体を使って動かしていないかチェックする
6.【上級者向け】タッチタイピングやスピードが早くなるためのコツ
6−1.変換タイミングをずらす、または細かく変換をしない意識を
9.タイピングの正確性や早くなるためのコツをつかむためにおすすめの無料ゲーム・サイト
10−4.タイピングを日常的なコミュニケーション手段として使う意識をしている
タイピングのコツとは、まず基礎でもある「ホームポジション」を覚えることからはじまります。ホームポジションとは、FとJのキーを起点に置くタイピングの基本姿勢で、最小限の指の動きだけで、効率よく入力することができます。基礎練習では主にアルファベット単体の入力が多いので少しつまらないと感じてしまうかもしれませんが、ここでしっかり練習をすることで、正確でスピーディなタイピングスキルが身につきます。
練習中は、目線をキーボードではなく、ディスプレイ画面に固定することも重要なポイントです。最初は難しいかもしれませんが、徐々に慣れていくことでノールックタイピングができるようになります。基礎練習が終われば、短い言葉から練習を始めて、少しずつ文字数を増やしていきましょう。上級者になると、400字前後の長文タイピング練習もおすすめです。
さらに、実践的なタイピングスキルを身につけたい人には、漢字変換を含む練習やチャットを使った練習を取り入れると良いでしょう。これらの練習は、毎日続けることでより効果がでます。そのため、毎日無理なく続けられる練習量や目標をつくって、モチベーションを保ちながら練習を進める工夫が大切です。
タッチタイピングとは、キーボードを見ずに正確にタイピングができることで、昔は『ブラインドタッチ』とも呼ばれていました。
基本のホームポジションを起点に、キーの配置を覚えさせることで、ミスなくスムーズにタイピングができます。正しくタッチタイピングができる人は意外と少ないようですが、身につけることができればより無駄なく速いタイピングができるようになります。特に、プログラミングや仕事でパソコンをよく使う人にとって、タッチタイピングの習得は必要不可欠です。
正確なタイピングを身につけるためには、大きく5つのポイントがあります。
正確なタイピングを身につけるためには、まず自分のタイピングを見直すことが大切です。具体的には、自分がどのキーを打つのが苦手なのかチェックし、そのキーを重点的に練習することです。また、ホームポジションを徹底的に覚え、指の動きが自然になるまで繰り返し練習することが重要です。
そして、タイピングスピードを上げるためのコツとしては、まず正確性を重視した練習をして、その後でスピードを上げる練習を取り入れることが最も効果的です。練習時は、タイマーを使って、入力時間を計測し、自分のタイピングスピードのデータを記録するのも一つの方法です。自分の練習成果を見える化することで、どれくらい成長したのかも把握しやすくなります。
「自分が打ちやすいのであれば、自己流タイピングでもいいのは?」「とにかくタイピングができればいいのでは?」といった声もあります。しかし、効率的で無駄のないタイピングを習得したいのであれば、自己流タイピングは見直しておくべきです。
自己流タイピングでは、自分の手の形や指の動きに合わせたやりやすい方法でタイピングを学ぶため、短い期間で一定のタイピングスピードに達することができ、成長は早いと感じやすいかもしれません。一見良さそうに見えますが、実はいくつかデメリットがあります。
●身につけられるタイピング速度や正確性に限界がきてしまう(一定のところで上達しなくなる)
●不自然な指の動きや手のポジションが続くと、手や指に疲労や痛みがでやすい
●統一された指の動きがないため、ミスが増えがち
●タイピングに集中してしまい誤った情報やミスタイプを見逃しやすくなってしまう
●スピードがなかなか早くならず効率が悪くなる
このように、自己流タイピングは、長期的に見た場合にタイピングスピードが頭打ちになりがちです。また、ミスが増えやすく、手を痛めるリスクもあります。タイピングが正確でないと、特に仕事や学業で文書を作成する時に大きなトラブルを招く可能性があります。
自己流タイピングを続けていてスピードや正確性で伸び悩んでいる方や、これからタイピングをよく使う仕事に就きたいと考えている方は、この機会にぜひ正しいタッチタイピングへ矯正することをおすすめします。
「1−3.自己流のタイピングは直した方がいい?」では、自己流タイピングのメリットとデメリットについて簡単に触れました。ここからは、反対に速くて正確なタイピングすることのメリットとデメリットや懸念点について詳しく解説します。
タイピングが速く正確にできることで、このようなメリットがあります。
速く正確なタイピングができるようになることは、日常生活や仕事や学校での作業がスムーズに進み、貴重な時間を節約できるだけでなく、ストレスも軽減できるなどメリットが大きいです。
一方で、速く正確なタイピングを身につける上でこのようなデメリットや懸念点があります。
正しい指でタイピングを習得するには、「時間」と「根気よく続ける努力」が必要です。
タッチタイピングは「基礎練習」がどれだけしっかりできるかが、カギとなります。基礎ができないと速くて正確なタイピングスキルは身につきません。そのため、上達が目に見えるようになるまでには時間はかかりますが、こればかりは仕方がありません。タイピングが上手な人も、初めからうまくできたわけではなく、毎日練習を続けてきた結果、今のレベルに到達しています。
では、ここでタイピングが「速い人」と「遅い人」とはどういった違いがあるのでしょうか?それぞれの違いについて紹介します。
まず、1つ目にホームポジションがしっかりと習慣化されていることです。
ホームポジションとは、指の基本的な配置のことで、これの配置を守ることで無駄なく正確にタイピングができるとされています。初心者がホームポジションを無視して自己流の姿勢でタイピングを続けると、悪いクセがついてしまい、効率が悪くなる可能性があります。そのため、正しいタイピング姿勢を身につけることが、長期的には非常に効果的です。
特に、プログラミング関連の作業や仕事で頻繁にタイピングを使用する人、または今後そのような仕事に就きたいと考えている人にとって、正しいタイピング方法を学ぶことは非常に重要です。
2つ目に、爪の長さが適切であることです。
タイピングの速さと正確性には、爪の長さも大きく関係しています。特に爪が長いと、タイピング時に指の位置がずれてしまい、キーの押し方が不自然になりがちです。その結果、キーを正確に押せず、押し間違いが増えることがあります。指や爪の形は人それぞれですが、爪の白い部分が5mm以上ある場合は、切っておきましょう。適切な爪の長さに保つことで、指の動きがスムーズになり、タイピングは速くなります。
タイピングが速くて正確にできる人は、キーボードの配置を完全に覚えているため、ミスが少ないです。
そのため、キーボードの配置を覚えることがとても重要です。特にホームポジションを目印に各キーの距離や位置を正確に把握しておくことで、素早く正確にタイピングすることができます。
ノールックタイピング(タッチタイピング)ができることも、速い人の大きな特徴です。
キーボードを見る回数が多いほど、タイピングスピードは遅くなります。タイピングが速い人は、キーの配置をしっかり覚えているため、無駄な視線の動きがなく、ディスプレイに集中してタイピングができます。そのため頻繁にキーボードを見ながらタイピングする人と比べても、タイピング速度は格段に速いです。
ノールックでタイピングできるようになるためには、箱などを使ってキーボードを隠し、視線をキーボードに向けないようにして練習する方法もおすすめです。
最後の特徴が、定期的にタイピング練習をしていることです。
速いタイピングの裏には、定期的な練習があります。毎日練習を続けることで、指の動きやキーボードの配置を覚え、自然と速く入力できるようになります。あきずに毎日続けられるサイトやゲームを活用して、コツコツと練習を積み重ねていきましょう。毎日少しの時間を利用して練習することが、タイピング速度アップの秘訣です。
ここからは、初心者や子供向け、中級レベルの人向け、上級者向けそれぞれのレベルに合わせたタイピング練習のコツを紹介します。
まずは、タイピング練習を始めたばかりの初心者やお子さん向けに、タイピングの基礎を身につけるためのコツを紹介します。
1つ目に、ホームポジションを意識して練習を行うことです。
タッチタイピングの基礎でもある「ホームポジション」をしっかり意識して練習することが重要です。ホームポジションとは、FとJそれぞれのキーに両手人差し指を配置する姿勢のことで、このポジションを正確に覚えることで、他のキーも自然と押せるようになります。いわば、基本の指の姿勢(フォーム)と考えていただければOKです。ホームポジションを意識することで、指の動きを最小限に抑えられ、速くて正確な入力ができるようになります。
この基本を身につけることがタ、イピングスキルアップへの最初の一歩となります。
▶︎参考情報:以下の記事で、ホームポジションとはなんなのか、覚え方や練習方法など詳しく紹介しています。
2つ目に、正しい指の配置や動かし方を覚える練習を行うことです。
タイピング上達には、正しい指の配置と動かし方を覚えることが必要です。配置は親指をスペースバーに、その他の指をそれぞれホームポジションに置く姿勢でスタートし、ホームポジションを起点にそれぞれの指を上下に動かしてタイピングをします。この配置と動かし方を身につけることで、最小限の動きで全てのキーを打つことができるようになります。
最初にこの配置や動かし方をしっかり習得することで、今後の練習が効率よくスムーズに進められます。
▶︎参考情報:以下の記事では、タイピングの正しい指の位置の解説とおすすめの練習方法などを詳しく紹介しています。
ホームポジションや指の配置を習得できたら、次のステップとして、キーボードを見ずにキーを打てるように意識しながら練習をしましょう。
「3−4.無駄な視線の動きがない(ノールックでタイピングができる)」でも伝えたように、キーボードを見ずにタイピングを行うことは、視線の移動が減り、タイピングも速くなります。初心者やお子さんにとって、最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ慣れてくると、視線を動かさずに入力できるようになります。
この意識を持つことで、最終的にはノールックでタイピングができるようになり、効率的に文字入力ができるようになります。
4つ目に、タイピングの速さよりも正確さを意識して練習することです。
初心者や子どもがタイピングを学ぶ際には、スピードよりまずは「正確性」を重視しましょう。なぜなら、最初から速さを求めると、ミスが増え、かえって効率が悪くなってしまうからです。タイピングスピードは慣れてきたら自然と速くなりますが、正確な指遣いは最初にしっかりと身につけておかないとよくなりません。また、正確な入力を意識することは、文章の見直しが減り、結果として作業時間を短縮できるようになります。
特にタイピング練習を始めた子どもたちには、この基本が後々、効率的なタイピングにつながることを教えてあげてください。
これまで紹介してきた4つのコツに+αで、正確性を上げる練習として、タイピングする内容を声に出しながら練習することも効果的です。
入力する文字を声に出すことで、どの文字を押しているかを確認しながらタイピングできるため、タイピングの正確性を上げるのに効果的です。とてもシンプルで今すぐできる方法なのでぜひ取り入れてみてください。
最後に、練習を毎日続けることです。
スキルアップのためには、毎日の練習は欠かせません。5分〜10分ほどの短い時間でいいので練習を毎日続けましょう。次第に、指の動きが自然とスムーズになり、タイピングが速く、そして正確になります。さまざまな無料のタイピング練習サイトやゲームがあります。ゲームの詳細は「9.タイピングの正確性や早くなるためのコツをつかむためにおすすめの無料ゲーム・サイト」で紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
▶︎参考情報:子供向けのタイピングの練習方法については、以下の記事でさらに詳しく解説していますのであわせてご参照ください。
以上が、初心者や子ども向けの練習のコツの紹介でした。
次に、基礎タイピングができてある程度までタイピングができるようになってきた中級レベルの人が、さらにスキルアップするための具体的なコツを解説します。
1つ目に、タイピングゲームや練習サイトを使う場合は、タイピング結果を記録しておくといいでしょう。
毎日のタイピングスピードやミスタイプの数を記録しておくことで、後で自分の成長や上達の進捗状況を振り返ることができます。また結果を集めることで、自分の弱点や傾向、タイピングの癖を見つけることができ苦手なキーの克服練習にも役立てれます。また、記録を続けていくことで自分の成長も実感することができるので、練習モチベーションも上がりやすくおすすめです。
特に、タイピングがなかなか上達できない、上達できない原因がわからないという人は、タイピングのミス数の記録だけでなく、よくミスするキーやどこで間違えたのかを分析してくれるゲームを活用すると良いでしょう。
2つ目に、タイピングで無駄な動きをしていないか、また指ではなく手全体でタイピングをしてしまっていないか意識をしてましょう。
タイピングの効率を高めるためには、手全体を動かすのではなく、指を動かすことが大切です。余計な手の動きを減らし、速くて正確なタイピングができるようになります。まずは、指の動かし方を観察してみましょう。観察するときは、手首を固定してタイピングができているかを意識してみてください。よくあるチェック方法としては、自分のタイピング動作を動画撮影して定期的にチェックし、無駄な動きがないか、正しい指使いができているかを確認する方法があります。
3つ目に、自分の得意なキーと苦手なキーや指の動かし方を把握して練習をしましょう。
タイピング上達者は、苦手なキーやミスがほとんどないのが特徴です。上のレベルを目指すには、まず自分の得意なキーと苦手なキーを把握し、苦手なキーを重点に練習をしましょう。具体的には、苦手なキーやタイピング速度が落ちてしまう文字を見つけて、意識しながら練習するといいでしょう。また、指の動かし方を確認して、効率的な動きを身につけることも重要です。「5−1.タイピング結果を記録しておく」で解説したように、タイピング練習ゲームやソフトを活用して、自分の弱点を見つけ出し、克服していくと良いでしょう。
4つ目に、よく使う単語やフレーズだけに集中して反復練習してみましょう。
タイピングのスピードを上げるためには、日常的でよく使う単語やフレーズの反復練習が効果的でおすすめです。特に、学校の授業や仕事で頻繁に入力する単語やフレーズに重点を置いて練習することで、自然とスピードが上がっていきます。
参考までに、日常でよく使う単語やフレーズを紹介します。
● 動詞:書く、読む、送る、保存する、開く、消す、変更する、
● 名詞:ファイル、フォルダ、書類、メール、パスワード、ユーザー名
● コンピュータ関連:ソフトウェア、ハードウェア、キーボード、モニター、ブラウザ、インターネット
● 形容詞・副詞:大きい、小さい、長い、短い、速い、遅い、きれい、正しい、重要な
● 接続詞・助詞:そして、しかし、なぜなら、と、で、に、を
● 数字:一、二、三、四、五、六、七、八、九、十
● 日常的なフレーズ
・おはようございます。
・ありがとう。
・元気ですか?
・先生に質問があります。
・了解!
・お願いします。
●ビジネスでよく使うフレーズ
・お世話になっております。
・どうぞよろしくお願いいたします。
・ご確認のほどよろしくお願いいたします。
・お手数ですが、よろしくお願いいたします。
・ご返信お待ちしております。
・かしこまりました。
このような単語やフレーズをリストアップして、定期的にタイピング練習をしてみましょう。練習の中で指の動きを覚えられるようになり、効率的にタイピングができるようになります。やや面倒に感じるかもしれませんが、確実にスキルアップにつながる方法です。
最後に、タイピング練習をする時に明確な目標を作って取り組むことです。
目標を設定することは、お子さんの練習モチベーションを高めるために非常に効果的です。
例えば、自分のタイピング結果(スピードやミスタイプの数など)を参考に、「スコアを●●●点以上を目指す」「ミスをゼロにする」など、具体的な数値を目標にすると良いでしょう。また、目標を達成した際には、お子さんにご褒美をあげるなどして、モチベーションを維持する工夫をするとさらに効果的です。プレイグラムの場合だと、各ステージごとの目標(例:「きほんモードで全て3星を取る」)をつくてみるといいでしょう。
以上が、中級者レベルのタイピング練習のコツの紹介でした。
ここからは、タイピング上級者向けの特別なテクニックやコツ、練習方法について紹介していきます。
上級者向けのタイピング練習のコツ1つ目は、タイピングの漢字変換のタイミングをずらす、または変換する回数を減らす意識を持つことです。
特に、メールやレポートといった長めの文章を入力する際は、まとめて変換をかけた方が効率がいいです。変換タイミングを意識することで、文章内の切れ目を自然に捉え、効率よく速くタイピングができるようになります。また、状況に応じて、細かく変換する場合と一気にまとめて変換する場合を使い分ける感覚を身につけることも上達のポイントです。
さらにタイピングスピードを上げるために、スピードを意識した練習を続けることが大切です。
タイピングゲームや「タイ速(タイピング速度測定)」などのオンラインの速度計測ツールを使って、自分のタイピングスピードの限界に挑戦してみる方法も効果的です。ただ速く打つだけでなく、正確さを保ちながら行うことがポイントです。速さだけを追求するとミス入力が増え、かえって効率が下がってしまうこともあるので、正確さとスピードのバランスにも気をつけてください。練習を続けていけば、自然とスピードと正確性を身につけることができます。
▶︎参考情報:自分のタイピング速度の測定方法などについては、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
3つ目に、タイピングの応用編でもある長文タイピング練習を取り入れることです。
長文タイピング練習は、短い単語やフレーズの練習だけでは習得できない、文脈や流れに沿ったタイピングスキルを身につけることができます。
具体的な長文タイピングの練習方法は、新聞記事やブログ記事を見ながらタイピングする、または長文に特化したタイピング練習ゲーム(特に漢字変換が含まれているゲームはより実践的でおすすめ)に挑戦すると良いでしょう。
▶︎参考情報:長文のタイピング練習方法については、以下の記事でさらに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
4つ目のコツとして、チャットや掲示板などより実践的なシチュエーションでの練習もおすすめです。
口頭で会話をするようなタイピングスピードが求められるチャットや掲示板では、より速くて正確なタイピングスキルが必要です。そのため、日常的にチャットや掲示板を使ってタイピング練習を行うことで、スピードと正確さを同時に鍛えることができます。また、さまざまなテーマや話題を話すので、日常的な言葉づかいや専門用語のタイピング練習にもなります。上級者になると、このような実践的な環境で経験を積むことで、さらにスキルを高めることができます。
最後に、キーボードを変えてみるのも一つの方法です。
キーボードには、メンブレン式、パンタグラフ式、メカニカル式、静電容量無接点方式といったタイプがあります。また、キーボードのサイズや形状もさまざまで、キーストローク(キーを押し込む深さ)もちがいます。自分が打ちやすいキーボードを見つけることで、タイピングがより快適になります。
実際に、キーボードを変更することでタイピングがしやすくなったり、長時間の使用でも手が疲れにくくなったりしたという声も多く聞きます。ぜひ自分に合ったものを見つけて、快適なタイピング環境に整えてみてはいかがでしょうか?
「タイピング練習をしているのになんでうまくできないの?」となかなかタイピング練習のコツをつかめていない人には、共通のある行動や意識があります。
コツを掴めない人の原因は大きく4つあります。
これら4つの原因とその対策について解説していきます。
タイピング練習で伸び悩む主な原因の一つに、ホームポジションが正しく理解されていないことがあります。
ホームポジションは、タイピングの基本となる指の配置で、これを正確に覚えることがスピードと正確性の両方に大きな影響を与えます。ホームポジションを理解していないと、指の動きが散漫になり、ミスタイプが増える原因になります。そのため、ホームポジションをきちんと覚え、意識しながら練習することが重要です。特に初心者には、この基本をしっかりマスターしておきましょう!
タイピングの上達がうまくいかない原因として、自分の弱点や改善点を把握をしていないことが考えられます。
自分の苦手なキーや、どこで伸び悩んでいるのか理解していますか?どのキーや指の動きが遅れているのか、どの部分でよくミスをするのかを把握していないと、効果的な練習はできません。定期的に自分のタイピングレベルやスピードをチェックし、改善すべきポイントを把握することがポイントです。
「(1)e-typing」や「(2)マイタイピング」といったタイピングゲームでは、自分のタイピングデータを詳しく分析してくれるので、これらを活用してみると良いでしょう。
急いでタイピングしようとすると、ミスが増え、結果的にスピードも落ちてしまいます。あせりや急ぐ気持ちは、実際のタイピング効率を下げてしまう大きな要因です。
タイピング中にあせってしまう、または緊張してしまう人は、まずは正確さを優先してタイピングすることに集中しましょう。正確にタイピングができるようになった後に、徐々にスピードを上げるタイピングゲームや練習へ進めるようにしましょう。ただし、問題数や文字量に対して制限時間が短いゲームや、急かされるような画面のゲームは、あせりを引き起こしやすいので注意が必要です。
最後に、タイピング練習全般に言えることですが、具体的な目標がないと練習の効果は薄くなってしまいます。
「5−5.目標を作って練習に取り組む」でも伝えたように、目標がないと、タイピング練習に対するモチベーションを続けることが難しくなります。そのため、明確な目標を設定することがポイントです。よくある例としては、「1分間に200文字打つ」といった数値的な目標をつくることで、結果や進捗がわかりやすく、おすすめです。さらに、短期的な目標と長期的な目標両方を作って、それぞれ達成度を振り返る方法も効果的です。
以上が、なかなかタイピングのコツをつかめない人の原因と対策の紹介でした。
「7.なかなかタイピングのコツをつかめない人の原因と対策」ではタイピング練習がうまくいかない原因について解説しましたが、タイプミスを減らすための具体的な方法や工夫について解説します。
タイピングのミスを減らすためには、まずその原因を徹底的に調べることが必要です。
特定のキーやフレーズで頻繁にミスが起こる場合は、その部分を集中的に練習することで改善できます。また、ミスの原因を把握するためにも、タイピングゲームを使って自分のタイピングを記録し、分析するといいでしょう。どのキーでミスが多いのか、原因がわかれば、練習や対策も立てやすくなり、ミスキーを確実に減らすことができます。
タイピングミスを減らすためには、「ホームポジション」をしっかり守ることが基本です。
ホームポジションを正しく覚えることで、キーの位置が把握しやすくなり、自然とミスが減ります。ミスタイプが多い場合は、一度基本に立ち返り、ホームポジションを再確認することが有効です。長時間タイピングをしていると、手の位置がずれてしまうことがあるため、定期的にホームポジションの位置を意識することがポイントです。ただ、毎回1キー戻るたびに必ず指をホームポジションに戻す必要はありません。自分の中で適切なタイミングを見つけ、キーボードを見なくても指が自然にホームポジションに戻るよう意識することが理想です。
ミスを減らすためには、あせらずに正確にタイピングする意識を持つことが大切です。急いで入力しようとすると誤入力が増え、結果、無駄に修正する時間が発生してしまいます。
あせりがミスを増やしてしまう原因として、以下があります。
このように、あせりはタイピングにおいて禁物です。
ゆっくりでいいので正確に入力することを心がけることで、最終的には効率的なタイピングができるようになります。タイピング練習中は、正確さを最優先にし、常に正しいキーを押すことを心がけましょう。練習を続けるうちに、自然とスピードが上がり、ミスも減っていきます。また、適度に休憩をとり、リラックスすることも忘れないでくださいね。
以上が、タイプミス(打ち間違い)を減らす方法や工夫の解説でした。
ここからは、タイピングのスピードと正確性を向上させるためにおすすめする無料ゲームやサイトを紹介します。初心者・中級者・上級者それぞれにおすすめすな無料ゲームやサイトを10個紹介します。
●初心者向け
・プレイグラム タイピング
・マイタイピング
・タイピングクエスト
・タイピングコロシアム
●中級者向け
・e-typing
・Popタイピング
・寿司打
・タイピング速度測定(タイ速)
●上級者向け
・漢字変換ありの実用タイピングゲーム -実タイ-
・毎日5問のタイピングトレーニング
タイピングをこれから始めたばかりの初心者やお子さんにおすすめすの無料タイピングゲーム・サイトを4つ紹介します。
「プレイグラムタイピング」は、子供向けの無料タイピング練習教材です。
タイピングの基礎でもあるホームポジションや、指ごとに分かれた練習ができる「基礎練習モード」が用意されています。基礎を習得した子供たち向けには、さらなるスキルアップを目指す「特訓モード」、そして自分のタイピングスキルを測定できる「腕試しモード」といった3つの学習モードが揃っています。また、プレイ画面には指の動かし方のお手本ガイドがあるのでしっかり指の位置を覚えることができます。
以下の記事では、タイピングの基礎から応用練習まで対応しているタイピング練習教材「プレイグラムタイピング」の特徴やモード別の楽しみ方、ランク・称号・スコアについてなど幅広く解説しています。
「マイタイピング」は、無料でタイピングゲームを作成できるタイピング練習サイトです。
初心者から上級者まで幅広い層が楽しめるゲームがそろっています。プレイ結果では、タイピングの正確性や速さ、ミスタイプ、苦手なキーや指を教えてくれるだけでなく、プレイ中にミスした問題だけ再チャレンジできる機能もあるのでタイピングのスキルアップ練習としてもおすすめ。 またタイピングレベルに合わせた称号がもらえるところも特徴です。
初心者向けのタイピングゲーム「マイタイピング」の遊び方や詳しいゲーム紹介は、以下の解説記事で紹介しています。ぜひご覧ください。
「タイピングクエスト」は人気ゲームNintendo Switchで遊べるタイピングゲームです。
Switch本体とUSBキーボードがあれば遊べるのでパソコンを持っていないごお子さんも気軽に練習ができます。有料版以外にストーリーの一部を体験できる「無料体験版」があります。 ストーリーを進めていくストーリーモードや日替わりでステージが変わるデイリーモードや友達とバトルができるバトルモードなどゲーム要素がたくさんあるので、これから本格的に練習を始めていきたいけど遊びの中でキーボード操作に触れさせるにはぴったりです。
「タイピングクエスト」とはどんなゲームなのか、遊び方や詳しいゲーム紹介は、以下の記事にまとめています。ぜひご覧ください。
「タイピングコロシアム」は、モンスターを育てながらタイピングで戦い、コロシアムで頂点を目指す対戦形式の無料タイピングゲームです。
オンライン対戦もあるのでリアルタイムでタイピングバトルを楽しむことができ、プレイしていく中で自然とタイピングスピードや正確性が上がっていきます。また、ゲーム内のランキングシステムもあり、自分の成績を他のプレイヤーと比較することでモチベーションを維持しやすいです。熱心なタイピング練習者には非常におすすめです。
以上が、初心者レベルにおすすめのタイピングゲームの紹介でした。
タイピング練習をはじめたばかりの初心者の方に役立つタイピングゲームについては、以下の記事などでもっと詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。
次に、ある程度基礎タイピングやタッチタイピングができるようになったタイピング中級者におすすめの無料タイピング練習ゲーム・サイトを4つ紹介します。
「e-typing」は、初心者の子供はもちろん大人まで幅広い年齢層が利用している無料のタイピング練習サイトです。
会員になると、アルファベット順にタイピングする練習(単キー)や、キーボードの上段・中段・下段別の練習など、基礎練習メニューを利用できます。キーボードの配置別にフォーカスした練習があるのでしっかりキーの位置を覚えることができます。また、ミスした問題だけを再チャレンジできる機能やタイピング結果を記録・振り返ることができる機能も備わっており、苦手な部分を克服するための練習にぴったりです。また中級レベルで紹介はしていますが、タイピング上級者の利用も多いゲームです。
以下の記事では、「e-typing」の遊び方など詳しいゲーム紹介と平均的なスコアやレベルについて解説しています。ぜひご覧ください。
「Popタイピング」は、人気タイピングゲーム「寿司打」を開発したNeutral公式が提供する、ポップコーンをテーマにした無料タイピングゲームです。
キーを打つたびにポップコーンが弾けるアニメーションと、クセになる効果音が特徴的で、楽しくタイピングを続けられる工夫がされています。また、プレイ結果に応じてオリジナルの称号がもらえたり、ランキングで自分の順位を確認できる機能もあって、モチベーションを保ちながらプレイできます。シンプルで楽しい反面、ホームポジションや基礎的なタイピング練習の機能はないので、基礎をしっかりと習得した人が、さらにスキルアップを目指して挑戦するのにおすすめです。
寿司打は、「回転寿司」をテーマに、お皿に表示された文字をタイピングするという至ってシンプルなゲームです。
基本タイピングを身につけた後のスピードアップ練習としてオススメです。ゲームでは「速さ重視」「正確さ重視」など鍛えたいスキルごとに焦点を当てたモードや3段階に別れたコースと5つの難易度設定があるなど幅広いレベルに合わせて細かく設定を変えることができます。
以下の記事では、子供から大人まで人気の「寿司打」の遊び方やコツ、平均的なスコアまで紹介しています。ぜひご覧ください。
「タイピング速度測定(タイ速)」は、30秒以内にどれだけ速くタイピングできるかを評価・測定してくれる計測サイトです。
ミスタッチのペナルティがないので、単純に30秒間にタイピングできた数とスピードを測定できます。タッチタイピングの基礎を身につけて正確にタイピングができるようになってきたら力試しとして活用してみるといいでしょう。
以上が、中級レベルの人におすすめのタイピングゲームの紹介でした。
最後に、タイピング上級者におすすめする無料タイピング練習ゲーム・サイトを2つ紹介します。
「漢字変換ありの実用タイピングゲーム -実タイ-」はタイトルにあるように、漢字変換練習ができるタイピングゲームです。
1分間に表示されている文章をタイピングし、完全に一致していれば次の問題へ自動で切り替わります。問題文章の漢字を読み取る必要があるので、小さいお子さんには難易度が高いかもしれません。ある程度タイピングの速さも正確性もあるレベルでより実践的なタイピング練習をしたい人にオススメです。
「(1)漢字変換ありの実用タイピングゲーム -実タイ-」の文章がさらに長くなった漢字変換つきのタイピングゲームです。 このゲームでは、文章の改行や「」(かぎかっこ)などの入力も出てくるので実践練習としておすすめ。かなり上級者向けのゲームです。
▶︎参考情報:「毎日5問のタイピングトレーニング」の公式サイトはこちら
以上が、タイピングの正確性や早くなるためのコツをつかむためにおすすめの無料ゲーム・サイトの紹介でした。
タイピング上級者は、実際にどのような練習方法を取り入れているのでしょうか?
ここでは、タイピングの上達を目指す方のために、練習のコツや、上級者が実践している効果的な練習方法をご紹介します。
上級者の中には、定期的に「e-typingの腕試しレベルチェック」や「タイ速」などタイピングスキルを測定してくれるゲームを使っている人が多く見られます。
こういったゲームは、自分の練習の成果がどれくらい上がっているのかを確認できます。自分の成長を実感することができるので、練習意欲も上がります。また、タイピング結果やスコアに応じてランクやレベルが与えられるゲームもあるので、レベルアップの過程を楽しみながら、練習をしている人もいます。
タイピングスキルを測定することは、ただの練習の一環だけでなく、上達を加速させるためにも大切なステップとなります。
上級者の人たちは、毎日タイピングを行っているため、「今日は指の動きが鈍いな...」「肩に力が入っているな」など、タイピング中の状態や姿勢の変化にも敏感です。自分のコンディションを細かく感じ取って、必要に応じて調整を行い、常にベストな状態でタイピングができるよう心がけています。
なお、タイピング中は、背筋を伸ばし、手首を自然な高さに保つことで、疲労が減って、長時間のタイピング練習も維持できるようになるのでぜひ参考にしてみて下さい。
「4−6.毎日、タイピング練習をする」でも書いたように、初心者、上級者に関係なく、タイピングの上達を目指す人にとって、毎日練習を続けることが上達の秘訣です。
練習に間が空いてしまうと、タイピングスピードや正確さがどうしても落ちてしまいます。一方で、上級者レベルの人たちは、練習を毎日の習慣に取り入れていることが多いです。また、長時間の練習をするのではなく、歯磨きのように自然な習慣として、短時間でも毎日欠かさず練習を続けることが、上級者の特徴です。
上級者の多くは、日常のあらゆる場面でタイピングを取り入れています。
タイピングゲームを使った練習にも限界があります。特定の文字やパターンの繰り返し練習だけでなく、例えば、ブログ記事やSNSの投稿をすべてタイピングで作成する、友達とのチャットやメールのやり取りをタイピングで行うといった実践的な練習を取り入れることで、リアルな場面に即したスキルが身につきます。また単なる速度や正確さだけでなく、自然な流れで考えを文章化する力も身につけることができます。
ぜひこれらのタイピング上級者の特徴や実践方法を参考に、効果的なタイピング練習方法を取り入れてみてください。
今回は、「タイピングが早くなるコツとは?初心者から上級者までの練習方法」について解説してきました。
タイピングを速く、そして正確に行えるようになるためのコツとして、まず初心者はホームポジションの練習やキーと指の正しい配置を覚えること(基礎練習)から始めましょう。これを無視した「自己流タイピング」は、長期的に見ると、タイピングスピードが伸びにくくなり、ミスも増えがちです。その結果、作業中の入力ミスが大きなトラブルにつながる可能性もあります。ホームポジションを起点とする指の配置は、最短でミスなく効率よく入力するための姿勢です。正しいフォームを身につけることは、タッチタイピングにおいて非常に重要ですので、面倒くさがらずにしっかりと練習しましょう。
基礎が身につけた中級者レベルの人向けのコツは、タイピングの自己分析を行ってみることです。自分が苦手な指やキーを見つけ、それに応じた練習方法を取り入れて克服をしましょう。自分の弱点と向き合うことで、伸び悩んでいたスピードや正確性を高めることができます。
上級者レベルになると、長文の練習や、漢字変換、改行の練習、チャットを使った実践的な練習を通じて、現在のタイピングスピードと正確さを維持・向上させるフェーズに入ります。もしそれでも上達を感じられない場合は、デスクやキーボードなど、タイピング環境を整えてみることもコツの一つです。
タイピングスキルのレベルに関係なく、最も大切なコツは、練習を定期的に続けることです。どんなにタイピングが上手な人でも、最初から完璧なタイピングができたわけではありません。毎日コツコツと練習を続けた結果が、今のスキルにつながっているのです。基礎から練習を続けていけば、確実にタッチタイピングは身につきます。そのためには、具体的な目標を設定したり、達成した際のご褒美を自分で用意するなど、練習のモチベーションを高く保つ工夫も必要です。毎朝の歯磨きのように、タイピング練習を日常のルーティン化できるようになると理想的ですね。今回紹介したタイピング練習のコツや、おすすめの練習ゲームやサイトを参考にして、自分に最適なタイピング練習方法を見つけてみましょう!
メディアライター兼「ぱそメモkids」運営者
エンタメ会社で広報を経験し、現在は株式会社セナネットワークスでメディアライター兼広報として勤務。同社では2021年にNintendo Switch初のタイピングゲーム「タイピングクエスト」を開発・発売。プログラミング・システム開発を事業とする企業として、プログラミング教育の更なる普及への貢献の思いでオウンドメディア運営をスタート。
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