タイピング
プレイグラムタイピングとは?小学生向けの無料タイピング練習教材におすすめ
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タイピングスキルがある人とそうでない人では作業スピードが2倍も変わると言われています。パソコンやタブレットが普及した今、子供の時からタイピングスキルを身につけることが、将来的にとても役立つこと間違いなしです。
文部科学省が2024年2月に開いた「第3回 デジタル学習基盤特別委員会」で、子供のタイピングスキルを上げるために、1分間のタイピングスピードの目標文字数を引き上げる方針が検討されているのを知っていますか?令和8年までに小学生は「15.8文字」から「40文字(約2.5倍)」、中学生は「23文字」から「60文字(約2.6倍)」を目指すことを検討しています。
※出典:文部科学省 デジタル学習基盤特別委員会(第3回)配布資料 / 【資料5-1】教育DXに係るKPIの方向性等について
こうした背景から、今後はパソコンなどつかった学習が増え、チャットやメールなど効率的なコミュニケーション手段としてタイピングを使う場面はさらに増えていくと予想されます。タイピング学習が授業で本格的にはじまり、そこでつまづかないためにも、事前にタイピングに触れさせておきたいと考えている保護者の方も多いのではないでしょうか?
特に、小学生になると学習意欲も高くなり、タイピングといった新しいことに挑戦するにはぴったりな時期です。しかし、ただ練習を押し付けるのは良くありません。子供が自発的に『練習をしたい!』と思えるようになることが大切です。楽しくタイピングを習得できる方が子供にとっても保護者の方にとってもいいですよね。
そこで、タイピングを楽しく学ぶために最も効果的な方法の一つが、「タイピングゲーム」です。ひたすら練習するのは退屈に感じてしまいがちですが、ゲーム要素が入ったタイピングゲームならまだ小学生のような子供たちでも楽しみながら身につけることができてオススメです。
この記事では、子供向けのタイピングゲームを活用することのメリットや選び方、さらに人気の無料タイピングゲームや、初心者向けのおすすめのゲーム・アプリの紹介の他に、タイピングに慣れてきた中高学年向けのタイピングゲームや、さらに楽しく続けるためのおすすめポイントも解説 します。
▶【関連情報】タイピングを毎日楽しみながら練習できるおすすめ情報
1-1. 小学生からタイピングゲームを使って練習するメリット
1-2. タイピング練習を始めるタイミングは小学生何年生から?
2-1. ゲームの特徴を知った上で子供のレベルに合わせて選ぼう
2-3. 安心して遊べるかどうか(安全なゲームのチェックリスト
3-1. Playgramタイピング(プレイグラムタイピング)
4.これから練習を始める初心者や小学低学年にピッタリ!タイピングゲーム・アプリ・ソフト
5.タイピングに少し慣れてきた中学・高校生向け!簡単タイピングゲーム
6-1. タイピングゲームを使った大会やイベントに参加してみる
これから子供にタイピング練習をさせる際には、しっかり基礎を固めた後、徐々に練習の難易度を上げていく方法で進めることで、着実にタイピングスキルを身につけさせることができます。
基本的なタイピング練習のステップ(進め方)はこのような流れになります。
さらに、この各ステップに合わせてタイピングゲームを使うことで、楽しみながら効率よくタイピングを身につけることができます。そのため、タイピングゲーム選びも重要な鍵となります。(中には、1〜4のステップすべてをカバーしているゲームもあります)
そもそも、なぜ子供の頃からタイピングを習得しておかないといけないのでしょうか?
学校や社会でパソコンを使った作業が増えており、大人・子供関係なく、タイピングスキルはますます重要になっています。現に、学校では、授業や受験のテストを筆記形式ではなく、パソコンで入力するケースも出ており、一昔前の学校教育と比べてタイピングをする機会は圧倒的に増えています。そのため小学校のころからタイピングを身につけておくことで学校生活においてとても役に立ちます。
そのほかにも、小学生からタイピングゲームを使って練習をすることでさまざまなメリットがあります。
このように、タイピング練習ゲームは単にキーボード入力を速くするだけでなく、子供たちの学習に活かすことができます。さらに大人になって社会にでても役立つため習得しておいて損はありません。
以下の記事では、小学生などの子供向けにタイピングを上達できる練習方法やゲーム紹介、練習のコツや始めるタイミングなどを詳しく紹介します。ぜひご覧ください。
タイピング練習をはじめるタイミングは、ローマ字を学びはじめる小学3年生ころからが一般的です。
必ずしも小学3年生から始めなければならないわけではありませんが、一般的にローマ字は3年生で学ぶため、そのタイミングでタイピング練習を始めると、ローマ字とタイピングの両方を効率よく学べます。特に、ローマ字の理解が深まると、タイピング練習がよりスムーズに進むことが多いです。また、小学1年生や未就学児など、ローマ字をまだ学んでいない段階からタイピング練習を始めているご家庭もあります。こうした「先取り教育」としてタイピングを早く始めることに興味を持つ保護者の方もいると思います。ですがそこまで焦る必要ないかと思います。ローマ字の理解が十分でない状態でタイピングを始めてしまうと、混乱してしまって、かえってタイピング練習に悪影響がでる可能性があります。先取り教育を考えているご家庭は子供の様子を見て判断するようにしましょう。
今の小学生のタイピングスキルはどれくらいのレベルなのでしょうか?ここでは、現役の小学生のタイピングスキルについて最新の調査データがあったので紹介します。
2023年8月〜12月末の間に全国の小中学生11,905人を対象に、タイピングの速さや精度がどれくらいあるのかを調査した「第4回全国統一タイピングスキル調査」の結果が2024年3月に発表されました。
・ 小学1年生:17文字
・ 小学2年生:21文字
・ 小学3年生:28文字
・ 小学4年生:41文字
・ 小学5年生:62文字
・ 小学6年生:83文字
・ 中学1年生:56文字
・ 中学2年生:56文字
・ 中学3年生:60文字
小学6年生で83文字という結果は、とても優秀な数値です。文部科学省の「デジタル学習基盤特別委員会で検討されている目標数(40文字)をはるかに超えていますね。またローマ字をまだ習っていない小学1年生は17文字も入力できているようです。これから練習を考えている子供や保護者の方はこの目安も参考にしてみてください。
以下の記事では、1分間のタイピングスピードや平均速度の目安などタイピングの「速さ」に関する情報をまとめています。ぜひご覧ください。
これからタイピング練習をはじめる子供に、タイピング上達のコツをいくつか紹介します。
これらは、タイピングにおいて基礎的な練習方法のコツや意識づけになります。何事も基礎練習は大切です。いきなり上達できるものではないので基礎をしっかり固めるようにしましょう。
下記の記事では「ホームポジション」や「正しい指の配置」の解説やおすすめの練習方法、コツを紹介していますのでぜひご覧ください。
タイピングゲームには、子供が飽きずに練習を続けられるような工夫や要素が盛り込まれているので、遊びの中で自然とタイピングを身につけることができおすすめです。しかし、一口にタイピングゲームといっても、さまざまな種類のゲームが出ています。
そこで、今回は小学生の子供が楽しく練習を続けられるために、どんなタイピングゲームを選ぶといいのか選び方のポイントを3つ紹介します。
1つ目に、タイピングゲームの特徴や対象年齢を理解した上で子供のレベルに合ったゲームを選ぶことです。
タイピングゲームには、学習要素が強いものから、ゲームや遊びに振り切ったものなどさまざまあります。また、初心者向けに基礎練習を重視したゲームや、ある程度タイピングができるようになった中級者向けのゲーム、さらに上級者向けのスキルが求められるゲームもあります。子供のレベルに合ったゲームを選ぶことで、無理なく楽しみながら練習を続けられ、上達スピードも上がります。
小学校低学年といった小さい子供やタイピング初心者には、以下のようなゲームがおすすめです。
何よりも一番は、子供に興味を持ってもらえる要素(画面の色使い、キャラクターなど)やキー入力することが「楽しい」と感じてもらえる仕組みが入ったゲームを選んであげることが大切です。
小学中高学年に入ると、学校でローマ字や英語学が本格的にスタートし、それと並行して朝の学習や総合の授業などでタイピング練習もはじまります。さらに宿題、クラブ活動など、学業以外の時間も増えて忙しくなります。そのため、限られた時間の中で楽しく効率よく練習できるゲーム選びが大切です。そこで、以下のような要素が入ったゲームを選ぶといいでしょう。
必ずしもこれらの要素全てに当てはまるゲームを選ばないといけないわけではありません。子供が楽しく続けられる要素や、達成感を感じられるゲームを選ぶことで、練習のモチベーションが上がりやすくなるのでおすすめです。
タイピング練習を続けるためにも「楽しさ」は重要ですが、タイピングの上達を感じられないとゲーム自体も楽しめなくなります。しっかり学習効果があるかどうかもゲーム選びのポイントになります。
タイピング練習の入門として「遊び」重視のゲームはおすすめしていますが、単にタイピングをして終わりでは上達にはつながりにくいです。次のステップとして子供自身が、「なんで上手くなれないのだろう」「どうしたら上達できるのか」といった悩みを解決してくれる機能や仕組みのあるゲームを選んでみるといいでしょう。
例えば、苦手なキーを教えてくれる機能や、特定のキーだけを特訓できる機能などがあります。こういった学習要素を含んだゲームを使うことで、より正確なタイピングスキルを身につけることができます。
最後に、安心して子供が遊べるゲームであることです。
タイピングゲームの多くはインターネットブラウザ上で遊べるものと、専用アプリやソフトで遊ぶものの2種類があります。家族でパソコンやタブレットを一緒に使っているご家庭では、不適切なサイトに接続しないか、知らないうちにウィルスに感染してしまうのでは?など、子供から目が離せないとお悩みを持つ方もいます。
特に以下のようなチェックポイントを満たしていると、より安全に遊べるゲームと言えます。
このチェックリストは、インターネットブラウザ版のタイピングゲームの場合になります。遊ばせる前に一度確認しておくといいでしょう。
ではここからは、今、子供で大人気なタイピングゲームやタイピングスキルのレベル別におすすめのタイピング練習ゲーム・サイト・アプリを紹介していきます。
まずは、小学生で人気の無料タイピングゲームを4つ紹介します。
Playgramタイピング(プレイグラムタイピング)は、月間100万人以上が利用している無料のタイピング練習サイトです。
大元はプログラミング教材「Playgram(プレイグラム)」の補助(サブ的な)サイトとしてあったのですが、さまざまな学校の教材としても使われています。タイピングの基礎練習が豊富で比較的レベルアップするテンポも早く、小学生の子供たちでも自分でどんどん練習を進めたいと思える仕組みになっているところがポイントです。
こどもタイピングとは、タイピングゲームを自分で作れるサイト「マイタイピング」内にある子供向けのタイピング練習メニューで、現在までに952万回もプレイされるなど人気のゲームです。
表示された単語をタイピングし、最後の結果画面では、ミスをした箇所や各問題でどれだけ早くタイピングができたのかまでも教えてくれるようになっています。1〜8文字程度の打ちやすいワードを使っていることから小学生などの小さい子供でも楽しめます。
ココアの桃太郎タイピングは、桃太郎が冒険するストーリーで、敵と戦っていくことでプレイヤーを演じるキャラクターが成長させ経験値やゼニ(お金)を増やして武器や回復アイテムが購入できるなど、RPG(ゲーム)要素の強いタイピング練習ゲームです。マップを進めるには体力が必要なため、1日でたくさん遊びたい人は課金をすると体力ゲージを増やすことができます。
Typing Tube(タイピングチューブ)は、Youtubeの動画に合わせて歌詞のタイピング練習ができます。
これまでに400万人が遊んでいる人気のタイピングゲームです。有名な曲からアニメ主題歌、などさまざまな楽曲の歌詞をタイピング練習ができます。音楽のテンポに合わせてつぎの歌詞を頭の中で考えながらタイピングする力が身につきます。練習モードや曲の速さを自分のスキルに合わせて設定できるところもポイント。
以上が、小学生の子供に大人気の無料タイピングゲームの紹介でした。
「2-1. ゲームの特徴を知った上で子供のレベルに合わせて選ぶ」で、子供のタイピングレベルに合わせたゲーム選びがおすすめと伝えました。
ここでは、小学校低学年など、これから練習をスタートするようなタイピング初心者におすすめしたい、タイピングゲームやアプリ・ソフトを4つ紹介します。
「ひよこタイピング」は、my Typing(マイタイピング)が運営する初心者向けのタイピング練習メニューです。「基礎編」と「習得編」の大きく2つの練習テーマがありそれぞれクリアしていくことで、タイピングの基礎を1からしっかり身につけることができるように作られています。
ゲームのルールはシンプルですが、どの問題にも「F」と「J」のホームポジションの起点キーが入っているのが特徴で、タイピングの基本でもあるホームポジションを意識づける工夫がされています。これからタイピング練習をはじめたいと考えている人にはぴったりの練習ゲームです。
以下の記事でタイピング超初心者におすすめタイピングゲーム「ひよこタイピング」の遊び方や各練習メニューの紹介、上達のポイントなどを詳しく解説しています。
FMVキッズ「めざせ!タイピングマスター」は、子供向けパソコン教育サイト「FMVキッズ」内にある、無料で遊べる子供向けのタイピング練習ゲームです。
ホームポジション練習や、それぞれの指ごとの練習など、基礎練習メニューが豊富なところや、単語、短文、長文、テンキータイピングなどの練習も用意されているので、基礎から応用まで一貫して学ぶことができます。また、練習内容や難易度も細かく分かれているほか、一通り練習が終わった人向けに、週替わりのタイピング練習も用意されているため、自分のペースで楽しみながら学ぶことができるのが魅力です。
FMVキッズ「めざせ!タイピングマスター」が気になる人に、ゲームの遊び方や実際に小学生の子供たちに体験してもらったレポートなども紹介しています。ぜひご覧ください。
Typing Land(タイピングランド)は、ゲーム感覚で楽しくタイピングが学べる無料アプリです。
パソコンやタブレットで遊べます。現在はブラウザ版とアプリ版どちらも用意されています。ミニゲームは40種類あり、リズムゲームのように感覚で楽しくタイピングの基礎を身につけることができます。また子供向けに作られているので、タイピング練習で重要な「反復練習」が多いことや全体のカラーやイラストなど親しみやすいデザインで小さい子供のタイピング練習にはぴったりです。
タイピングクエストは、家庭用ゲーム機で人気のNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)専用のタイピングゲームソフトです。
子供が「楽しく」「安全に」をテーマに作られたゲームで安心してタイピング練習できるところが特徴です。さらに、本編のストーリーモードを一部無料で遊べる『体験版』も用意されており、主にタイピングの基礎練習が中心となっているため、これから練習を始める子供にとってのタイピング入門としてもぴったりです。
「タイピングクエスト」の具体的なゲーム紹介をはじめ、ゲームの遊び方、上達するためのコツや攻略法などを紹介しています。
以上が、れから練習を始める初心者や小学低学年にピッタリなタイピングゲーム・アプリ・ソフトの紹介でした。
中高学年になると、学校でローマ字や英語の学習が本格的に始まります。ローマ字やアルファベットの理解も深まってくるので、タイピングの基本スキルも徐々に身についていきます。
ここからは、タイピングに少し慣れてきた中高学年の子供向けに、楽しみながらスキルをさらに磨けるおすすめのタイピングゲームを7つご紹介します。
マナビジョン「無料タイピング教材」は、中学・高校生向けの情報サイト「マナビジョン」の中にある無料のタイピング教材です。
こども向け学習教材なども作っている「ベネッセ」が運営しています。タイピングの基礎でもあるホームポジション練習からタイピングを使った問題学習といった応用的な練習まで揃っています。基礎練習ではタイピングの指の位置を教えてくれるガイドがついています。
e-typingは、イータイピング社が提供している無料のタイピング練習サイトです。
基礎から応用まで練習ができ、子供から社会人まで幅広い世代にプレイされています。また、e-typingには、自分のタイピングレベルを診断してくれる「腕試しレベルチェック」があり、タイピング日本一を決める大会(REALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP)の予選条件や企業の採用条件などさまざまなところで使われています。
e-typingの公式サイトは、以下をご覧ください。
また、e-typingには「腕試しレベルチェック」というゲームがあります。現在の自分のタイピングスキルを確認することができるのでおすすめです。「腕試しレベルチェック」のゲーム紹介や、平均のスコアやレベルについて、また腕試しレベルチェックを使ったタイピングスキル上達方法のコツなど詳しく書いています。「もっとタイピングスピードを上げたい」という人はぜひ一度ご覧ください。
寿司打は、「Yahoo!きっず検索ランキング」で2年連続1位になるなど、子供にも人気の無料タイピングゲームです。
流れてくる寿司ネタに書かれた文字をタイピングし、制限時間までにどれだけモトが取れたのかを判定します。シンプルなタイピング練習ではありますが楽しくタイピングスキルを磨けるということで学校の授業や企業採用、TwitterやYouTubeなどの配信にも使われるなど人気の無料ゲームでもあります。
以下の記事では、「寿司打」の具体的なゲーム紹介や、プレイ方法、上達するためのコツ、平均記録などまとめています。ぜひご覧ください。
Popタイピングは、1分間でどれだけ多くの文字をタイピングができるかを試せる無料のタイピングゲームです。
タイピングをするたびにポップコーンが弾けるモーションがユニークで自然とタイピングをしたくなるような仕組みが特徴です。難しい問題文もないので、初心者でも楽しく遊べます。
「タイピング速度測定(タイ速)」は、30秒でどれだけ速くタイピングできるのかを測定してくれる無料のサイトです。
ミスタッチのペナルティがないので、純粋に30秒間のタイピングスピードをみることができます。タッチタイピングの基礎を身につけて正確にタイピングができるようになってきたら力試しとして活用してみるといいでしょう。
タイピングコロシアムは、モンスターを育てながら、タイピングで敵と戦い、頂点を目指していく無料のタイピング練習ゲームです。
Gランクからスタートし、同じランクの戦士全員に勝利すると、次のランクにランクアップします。プレイ中にゲージをためることで攻撃力が上がる「覇道モード」を使うことができ、覇道モード時にミスが多いとペナルティがあるなど、より正確なタイピングを意識して練習できる仕組みになっています。
東京こどもタイピングレースは、東京都が運営する「東京都こどもホームページ」でプレイできる無料のタイピングゲームです。
東京にまつわる名称や言葉を入力して友達とタイピングスピードを競う内容で、タイピングをする中で東京の知識を身につけることができる仕組みになっています。タイピングの基礎練習はないので、初心者の子供はまずは基礎を身につけてから遊ぶといいでしょう。
以上が、タイピングに少し慣れてきた中高学年向けにおすすめの簡単タイピングゲームの紹介でした。
タイピング練習は、基本的に一人で行うことが多いですが、特に子供の場合一人で練習をしていると「なかなか上達しない」、「上手くなっている実感がわかない」といった理由で、モチベーションが下がり、飽きてしまい、結果、練習をやめてしまうことも少なくありません。
そこで、子供でもタイピングゲームを使って、楽しく練習を長続きさせるためのポイントを3つご紹介します。
タイピングゲームを楽しく続けるために、タイピングの大会やイベントに参加してみるのもおすすめです。
最近では、タイピングゲームが主催するコンテストやタイピング大会の決勝者を決めるための予選基準としてタイピングゲームを採用している大会などもあります。こういったタイピング大会やイベントは、日頃のタイピング練習の成果を試すチャンスで、自分の成長を実感でき、自信にもつながります。また優秀者には特典や賞品が用意されていることが多いので、優勝を目指して日々の練習を楽しく取り組むことができます。
このように、大会やイベントに参加することは、タイピング練習のモチベーションをあげて、長続きできるのでぜひ参加してみることをおすすめします。
参考までに、日本で開催されているタイピング大会やイベントを一部紹介します。
◼︎プレイグラムタイピング タイピングコンテスト
・大会で使うゲーム:プレイグラムタイピング
・賞品:あり
◼︎REALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP
・使用するゲーム:e-typingの腕試しレベルチェック(予選のみ)
・賞品:あり(抽選で参加賞もあり)
◼︎小学生タイピングコンテスト
・使用するゲーム:ナレッジタイピング コンテストコース
・賞品:なし
◼︎全国タイピング大会
・使用するゲーム:「らっこたん」内のタイピングゲーム
・賞品:あり
◼︎HHKBタイピング王決定戦
・使用するゲーム:タイピング速度測定
・賞品:あり
◼︎エレコムカップ
・使用するゲーム:不明
・賞品:あり
2つ目に、家族と一緒に練習をする方法です。
家族とタイピングスコアを競ったり、励まし合うことは、子供の練習のモチベーションも自然と高まっていきます。また、家族から「上達したね」「すごいね」といったフィードバックがもらえると、タイピングに対する自信もついてきます。結果として、練習を長続きできる習慣が身につきやすくなります。また、単にタイピングスキルが上達するだけでなく、家族とのコミュニケーションの機会が増え、親子や兄弟の絆が深まるというメリットもあります。
最後に、友達とタイピング対戦をして練習する方法です。
小学生になると普段から一緒に遊ぶ友達もできると思います。タイピングゲームには、友達とオンライン上で対戦できるモードが搭載されているものがあります。一人で練習するよりも友達と対戦することで、競争心が刺激されてさらにタイピングが楽しくなり、練習が長続きしやすいのでおすすめです。
オンライン対戦モードがついたタイピングゲームは以下があります。
このように、練習ばっかりではなく、自分のスキルアップを実感できる経験や体験をすることで、タイピングがより楽しくなり、練習モチベーションを長く続けさせるきっかけにもなります。ぜひ取り入れてみてください。
今回は、「子供におすすめ無料タイピングゲーム!小学生でも楽しく練習できるゲームはコレ!」について解説してきました。
タイピングは、小学生・中学生・高校生などの学校生活だけでなく社会に出てからも必ず役に立つスキルで、早い段階で習得しておくことで、たくさんのメリットがあります。一般的には、小学3年生でローマ字を学び始めるタイミングで、タイピング練習をスタートするケースが多いです。
子供向けのタイピングゲームといっても、初心者向けから上級者向けまでさまざまな種類や特徴があります。小学低学年頃は、ローマ字をまだ勉強していないことが多いので、まずはキーを入力の感覚を身につけられるゲームがいいでしょう。中高学年になると、学校でもタイピング練習がはじまるので、スキルに応じた称号やランク、ランキング機能やオンライン対戦、腕試しができるモードなど、やりごたえを感じる要素が入ったゲームがおすすめです。
また、子供向けのタイピングゲームを選ぶ時は、楽しさだけでなく、フィードバックがしっかりしているかどうか、タイピングが効果的に身につく要素があるのかどうかもチェックをしましょう。さらに、家族でパソコンを共有しているご家庭も多いと思うので、ゲームの安全性も重要な選定ポイントです。
タイピングゲームを使った練習に加えて、子供でも参加できるタイピング大会やイベントなど、自分のスキルアップを実感できる経験や体験をすることも、練習モチベーションを長く続けさせるきっかけにつながります。
タイピングの習得は長期的に練習をコツコツ続けることが上達への秘訣です。そのためにも子供のタイピングスキルや性格、好みに合わせたゲーム選びが大切で、ゲーム選びによって練習効果も大きく変わってきます。今回紹介したゲーム選びのポイントを参考に、子供にぴったりのタイピングゲームを見つけてみてください。
今回の記事では、子供におすすめのタイピングゲームについて解説してきましたが、この他に、関連情報として、タイピングの応用技術の練習方法やタイピング検定などタイピングスキルアップに役立つ記事が公開されています。タイピングのスキルアップで悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
メディアライター兼「ぱそメモkids」運営者
エンタメ会社で広報を経験し、現在は株式会社セナネットワークスでメディアライター兼広報として勤務。同社では2021年にNintendo Switch初のタイピングゲーム「タイピングクエスト」を開発・発売。プログラミング・システム開発を事業とする企業として、プログラミング教育の更なる普及への貢献の思いでオウンドメディア運営をスタート。
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