タイピング
FMVキッズ「めざせ!タイピングマスター」を体験!子供におすすめな理由を解説
タイピング
タイピングは、今やコンピューターを使ったさまざまな作業や学習に欠かせないスキルです。
特に小学生から高校生になると、レポートやプレゼンテーションなどの学校生活でスムーズなタイピングスキルが必要になってきます。またタイピングは学生の時だけでなく大人になっても一生役に立つので、早いうちから習得したいと考えている人が増えています。
ですが、パソコンを使ったことがない人やタイピングが苦手な人や初心者の人だと、最初の一歩を踏み出すのが難しいですよね。
こういったお悩みを持っている人におすすめしたいのがマナビジョンの「無料タイピング教材」です。
マナビジョンの無料タイピング教材は、タイピングの基礎練習がしっかりできる完全無料のタイピング練習サイトです。わかりやすいタイピングナビがあるので初心者でも安心して練習できます。
また、国語や英語学習やパソコン・情報モラルといった勉強も一緒にできるなど「教育」に特化しているところもポイントです。
今回の記事では、マナビジョンの「無料タイピング教材」の特徴やなぜ初心者におすすめなのかの理由、詳しい練習メニューの紹介と目指すべき得点の目安などタイピングがうまくなるためのコツまで幅広くご紹介します。
▶【関連情報】子供のタイピング練習やスキルアップに役立つおすすめ情報
・子供向けのタイピング練習方法!おすすめのゲームなどわかりやすく解説
3.タイピングの基礎練習(ホームポジション練習・日本語入力・英語入力)をご紹介
4.「タイピングを使った学習(国語問題(ローマ字)・英語問題・英語ことわざ 等)」をご紹介
6.【検証】実際にマナビジョンの「無料タイピング教材」を体験した結果
8−4.Playgram Typing(プレイグラムタイピング)
ベネッセ マナビジョンの「無料タイピング教材」は、中学生や高校生の進路や進学をサポートする情報サイト「マナビジョン」の中にある無料のタイピング教材です。「こどもちゃれんじ」や「進学ゼミ」で有名なベネッセが運営しています。
タイピング教材では、タッチタイピングの基礎でもあるホームポジションやキーや指のポジション練習ができる「タイピング基礎練習」と、国語や英語学習やパソコン・情報モラルといったITの勉強も一緒にできる「タイピングを使った学習」の2つのカテゴリがあります。 指の位置やキーをナビする機能や回答を最初から表示する機能、集中をそらしてしまう広告がないなど初心者や小さいお子さんでも安心して遊べるような機能や工夫がされているのが特徴です。 また、マナビジョンの無料タイピング教材は、「P検」と呼ばれるパソコンやインターネットを上手に使いこなせるかどうかをテストする試験の対策練習として紹介されています。
P検については、「P検(ICT プロフィシエンシー検定試験)とは?」で詳しく紹介しています。
マナビジョン「無料タイピング教材」のゲーム概要について簡単に紹介します。
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マナビジョン「無料タイピング教材」 |
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無料 |
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・タイピング基礎練習:3種類 (ホームポジション・日本語入力・英語入力)
・タイピングを使った学習:4種類 (国語問題・英語問題・英語ことわざ・情報モラルパソコン用語問題) |
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・1〜5分の間で好きな時間を設定できる ・P検の対策練習におすすめ! ・P検のレベル判定がついている ・ホームポジションの練習から本格的な短文練習まで用意されている ・タイピング練習だけでなく「考えながらタイピングする力」を養える ・基礎練習ではタイピングをガイドしてくれるナビがついている |
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・パソコンのみ(スマフォやタブレット非対応) ※ブラウザによっては「JavaScript」と「Cookie」を有効にする必要がある。 |
ゲームの詳しい内容は次の段落で解説していきます。
タイピング練習は全て「無料」です。
そのため毎月でお金を請求されるといったこともありません。インターネットにつながれば誰でも遊べるのでソフトをダウンロードするという必要もなく気軽にタイピング練習ができます。
マナビジョン 無料タイピング教材は大きく6つの特徴があります。
このゲームの大きな特徴は、考えながらタイピングをするスキルが身につくことです。
マナビジョンでは、国語や英語、情報モラルといった教育問題をタイピングで回答する方法を採用しています。タイピングスキルだけでなく、文章の読解力や語彙力、頭の中で文章を組み立てる力を養うことができます。 頭の中で考えながらタイピングすることは、自分の考えを明確に言葉にすることや得意になることや、論理的に考える力、問題解決力アップなどさまざまなメリットがあります。お子さんだけでなくぜひ大人も取り組むべきスキルです。
・P検定サイト:https://www.pken.com/index.html
「P検(ICT プロフィシエンシー検定試験)」とは、ICTプロフィシエンシー検定協会(P検協会)が主催する、ICT(情報通信技術)を活用した問題解決力の資格試験です。もう少し簡単に言うと、パソコンやインターネットを上手に使いこなせるかどうかをテストする試験のことです。
検定は5級〜1級まであり、 準2級まではタイピングテストがあります。テストはタイピングテスト以外に知識テストや実技も含まれます。学生も受験できるパソコンの検定試験で、多くの小中学生も挑戦しています。
マナビジョンを運営しているベネッセコーポレーションは、この検定の事務局として試験の運営に関わっています。そういったこともあって、P検のタイピングテストの対策練習として「マナビジョン」が掲載されています。
ここからは、マナビジョンの無料タイピング教材がタイピング練習を始めたばかりの初心者におすすめする理由を4つ紹介します。
次の段落でくわしく解説していきます。
タッチタイピング練習において、基本姿勢の「ホームポジション」を指に覚えさせることが最初の一歩と言われています。マナビジョンでは、ホームポジションやキーの位置など正確な指づかいだけに特化した練習が用意されいます。
また、制限時間は1〜5分まで好きなように設定ができるのでじっくり練習したい人は「5分間」、ある程度ホームポジションを覚えられた状態でスピードアップ練習をしたい人には短めの「1分間」などタイピングのレベルや練習状況に合わせてプレイ時間を調整できるところもポイントです。
「タイピングの基礎練習」内のすべての練習メニューで、タイピングの指の位置やキーを案内してくれる機能がついています。
常にガイドが表示されているのでキーを覚えられるか不安な人や練習をはじめたてたばかりのお子さんも安心して練習ができます。正しい指の位置を理解することができるので、より正確なタッチタイピングスキルの習得練習にはぴったりの教材です。
マナビジョンでは、大きく「基礎練習編」と「タイピングを使った問題」の2つのカテゴリがあり、それぞれ目的別に練習メニューがいくつか用意されています。
「タイピングの基礎練習編」では、ホームポジションや正しい指づかいなどタイピングの基礎練習ができます。
【練習メニュー】
・ホームポジション:1〜3文字のローマ字タイピング練習ができる
・日本語入力:ローマ字の日本語入力を練習できる
・英語入力:英文タイピングを練習できる
「タイピングの応用編」では、日本語や英語、情報モラルなどの問題学習をしながらタイピングの練習ができます。
【練習メニュー】
・国語問題:言葉の意味や熟語問題
・英語問題:英語問題、穴埋め問題など
・情報モラル・パソコン用語:情報モラルやパソコン用語問題
このように、身につけたいスキルや目的にあわせて練習を選べるだけでなく、基礎や応用までそろっているので、段階的に学べます。
マイタイピングは完全無料で会員登録もいらないので気軽に練習を始めれます。
よくあるタイピングゲームでは、プレイ画面のどこかに広告が入っているものがあります。広告が表示されて「わずらわしい」「邪魔」と感じる人もいるでしょう。
マナビジョンは、どの練習メニューでもプレイ中に広告は表示されません。
そのためタイピング練習に集中したい人におすすめです。
マナビジョンの「無料タイピング教材」は、特に以下のような方におすすめです。
パソコン学習をこれからはじめたいと考えている人やタッチタイピングを練習してみたけどうまくできなくて困っている人、スマホやタブレット操作ばかりでパソコンキーは初めて!という超初心者のほかに、P検を目指しているお子さんにもおすすめです。無料で遊べるのでぜひトライしてみましょう。
マナビジョン「無料タイピング教材」の具体的な練習内容を紹介する前に、プレイに必要な環境や、実際の画面操作やプレイの流れ、さらにこのゲームの難易度についても解説していきます。
まずは、プレイに必要な動作環境や遊び方について紹介します。
マナビジョンの「無料タイピング教材」では、GoogleChromeやSafari、Firefoxといったブラウザを開くことができるパソコンであれば利用できます。ただし、iPadやiPhone・Androidといったタブレットやスマホには対応していません。
念のため、筆者がスマホとタブレットで確認をしたところ、ゲーム画面を開くことはできました。
(どちらもBluetooth接続のキーボードを使って遊ぶことはできました。)
なので、スマホやタブレットでも一応使えるとは思いますが、公式サイトには「パソコン以外のデバイスはサポートしていない」と書いてあったので、ご自身の判断で行ってくださいね。
「タイピングの基礎練習」と「タイピングを使った学習」で遊び方が少し変わってきます。
それぞれの練習カテゴリ別に遊び方を紹介します。
タイピングの基礎練習の遊び方は、いたってシンプルで表示された文字や文章をタイピングしてどれだけタイピングができたのかを評価してくれます。
制限時間は1分〜5分まで好きなように練習時間を調整できます。表示されている問題を全て入力できれば、次の問題に変わります。いかに速く、たくさんタイピングができるかが高得点をとるためのポイントです。
タイピングを使った学習の遊び方は、表示されている問題文章を読んで、問題の解答や「はい・いいえ」をタイピングで回答入力します。問題は、穴埋め問題や並び替え問題などいろんなタイプの問題が登場します。
年齢的にまだ学習をしていなくて、問題が難しいと感じる小さなお子さんでも楽しめるように答えを最初から表示してくれる機能もあります。こちらのカテゴリでもプレイ時間を調整できます。
では実際に、マナビジョン「無料タイピング教材」のプレイ画面や操作方法について、ゲーム開始から終了までの流れに沿って紹介していきます。
(今回は「日本語入力」で紹介します)
まずは マナビジョン「無料タイピング教材」のページにアクセスしましょう。
「日本語入力」を選択するとゲーム画面が開くので右下にあるスタートボタンを押します。
制限時間を設定して「タイピングを開始する」ボタンを押します。
※P検の合格基準と同じ時間にする場合は「5分」で設定してください。
「3・2・1・スタート!」とカウントダウンが始まり、中央付近に問題が出題されます。表示されている問題全てをタイピングできれば次の問題が自動で表示されます。
制限時間が終わるまでタイピングを続けましょう。
制限時間になると自動で下のような結果画面に切り替わります。
成績表では、得点以外にもどれだけミスをしたのか、正解率など、結果を振り返ることができます。
以上がプレイ画面と操作説明でした。
マナビジョンの「無料タイピング教材」の難易度は、練習メニューによって変わりますが、「比較的かんたん」な部類に入ります。
理由は、この後に紹介する、「ホームポジション練習」だとホームポジションや単キーに特化した練習のため問題の難易度もやさしいですが、その次に紹介する「日本語入力(ローマ字)」になると、単語ではなくいきなり短文タイピングになることや、句読点が登場します。そのため、ホームポジションや指の位置を覚えたての人にはやや難易度が高く感じるかもしれないからです。
ここからは、「タイピングの基礎練習」カテゴリ内にある以下の3つの練習メニューを紹介します。
では、各練習メニューの説明とルールについて紹介していきます。
ホームポジション練習では、タッチタイピングの基本姿勢である「ホームポジション」や正確な指づかいを覚えることができます。
最初は1キーずつの入力ですが、52問目以降になると「FRV」、138問目以降からABCのアルファベット、208問目以降になると「MEET(会う)」「CAT(ねこ)」といった英単語が登場します。
・1〜5分の好きな時間を設定する
・誤った文字を入力しても先には進めない
・制限時間がくると自動で終了する
・採点方法は「(正タイプ数)- (誤タイプ数×5点)」
・得点の上限はなし(100点を超えてもOK)
日本語入力では、表示されている日本語の文章を見てタイピングをします。
プレイ時間の設定ができる点はホームポジション練習と一緒ですが、問題が単キーや短めの英単語ではなく、句読点が入った日本語の短文が出題されます。そのため、句読点に慣れていない、単語で精一杯というお子さんにとっては難しいと感じるかもしれないので注意が必要です。
また、この練習メニューでは、プレイ時間を「5分」に設定すると、「P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)どれくらいのレベルなのかをリアルタイムに判定してくれます。P検を目指している人はぜひ5分で挑戦しましょう。
・1〜5分の好きな時間を設定できます
・正しい文字を入力すると、入力されたところまでの色が変わります
・誤った文字を入力しても先には進めません
・入力した文字で判定をするので漢字の変換は不要 ローマ字は「訓令式」ですが、基本的なローマ字入力にも対応している
・制限時間がくると自動で終了する
・P検定のタイピングカテゴリの合格判定を使う場合は制限時間を「5分」に設定する
・得点は「100点満点」で評価
・採点方法は「入力文字数」÷ 750文字 × 100(小数点以下切り捨て)
・入力文字は、「入力済みひらがなの文字数」をカウント
英語入力では、表示された英語の文章をタイピングしていきます。
英語入力は日本語入力と違ってシフトキーを使った大文字変換があることやピリオド(.)や、単語と単語の間にスペースキーを入力するなど、日本語入力とはまたちがった打ち方や指づかいが必要になります。そのため、普段のタイピングであまり使わないようなキーの練習や指ならしにおすすめです。
また日本語入力と同じように英語入力でも「P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)」のレベル判定機能がついています。
・1〜5分の好きな時間を設定できます
・正しい文字を入力すると、入力されたところまでの色が変わります
・誤った文字を入力しても先には進めません
・制限時間がくると自動で終了します
・P検定のタイピングカテゴリの合格判定を使う場合は制限時間を「5分」に設定する
・得点は「100点満点」で評価
・採点方法は「入力文字数」÷1275文字×100(小数点以下を切り捨て)
以上が「タイピング基礎練習」カテゴリの練習メニュー紹介でした。
次に、「タイピングを使った学習カテゴリ」について紹介します。
では、各練習メニュー説明とルールについて紹介していきます。
国語問題では、文字の穴埋め、動詞の変換、問題文を読んで語句を選ぶといった問題にタイピングを使って回答していきます。
日本語入力では表示された文字を見てタイピングをしていましたが、国語問題ではその見本となる文章がないケースが多く、頭の中で答えを考えながらタイピングする必要があります。そのためタイピングスキルと思考力を同時に鍛えることができる一石二鳥な練習メニューでタッチタイピングがある程度できるようになった人におすすめです。
・1〜5分の好きな時間を設定できます
・正しい文字を入力すると、入力されたところまでの色が変わります
・ローマ字は「訓令式」ですが、基本的なローマ字入力にも対応してます
・制限時間がくると自動で終了します
・採点方法は「(正タイプ数)-(誤タイプ数×5点)」
・得点の上限はなし(100点を超えてもOK)
英語問題では、「4−1.国語問題(ローマ字)」の英語版と思ってもらえばOKです。問題は英文の並び替えや穴埋め、動詞の変化問題などの問題を英語タイピングで回答していきます。
・1〜5分の好きな時間を設定できます
・正しい文字を入力すると、入力されたところまでの色が変わります
・誤った文字を入力しても先には進めません
・制限時間がくると自動で終了します
・P検定のタイピングカテゴリの合格判定を使う場合は制限時間を「5分」に設定する
・採点方法は「(正タイプ数)-(誤タイプ数×5点)」
・得点の上限はなし(100点を超えてもOK)
また、問題が難しくて正解がわからなくても解答を教えてくれる機能があるので安心してください。(国語問題も同じ機能があります)
▶️参考:解答表示の設定
英語ことわざは、「3−3.英語入力」と同じ遊び方ですが、日本のことわざが英訳された問題文が登場します。ことわざと英語と英文タイピングと3つ学べます。ほかの練習メニューと比べて難易度は高めです。
・1〜5分の好きな時間を設定できます
・正しい文字を入力すると、入力されたところまでの色が変わります
・誤った文字を入力しても先には進めません
・制限時間がくると自動で終了します
・P検定のタイピングカテゴリの合格判定を使う場合は制限時間を「5分」に設定する
・採点方法は「(正タイプ数)-(誤タイプ数×5点)」
・得点は上限はなし(100点を超えてもOK)
情報モラル・パソコン用語では、パソコンやプリンターの用語問題やメール操作について、ネットリテラシーやWebについてなど情報モラルやパソコンに関する問題が幅広く出題されます。そのため、これからパソコン学習をはじめるお子さんや学生さん、大人にもおすすめです。
なお、こちらも他の問題メニューと同じく回答を最初から表示させることができます。問題が難しくてわからない人は回答を見ながら勉強していきましょう。
・1〜5分の好きな時間を設ができます
・正しい文字を入力すると、入力されたところまでの色が変わります
・ローマ字は「訓令式」ですが、基本的なローマ字入力にも対応します
・制限時間がくると自動で終了します
・採点方法は「(正タイプ数)-(誤タイプ数×5点)」
・得点の上限はなし(100点を超えてもOK)
以上が「タイピングを使った学習」カテゴリの練習メニュー紹介でした。
ここからは、成績画面の一番上に表示される「得点」について、採点方法や得点の目安についてくわしく解説していきます。
実際にマナビジョンの公式サイトで問い合わせをしたところ、マナビジョンでは以下の2種類の採点方法があり、プレイする練習メニューによって採点方法がちがってきます。
得点の上限がない採点方法
この2つの採点方法の解説と、どのゲームがどの採点方法を使っているのかまとめて紹介します。
まず1つ目の採点方法は、得点の上限がなく「満点」というものがないタイプです。
「正タイプ数 × 10」-「誤タイプ数 × 5」
そのため、成績表の得点が100点を超えることがありますが、バグや壊れているということではありませんので安心してください!
この採点方法は以下の練習メニューで使われています。
2つ目の採点方法が、得点の上限がある採点方法です。
この採点方法は、タイピング基礎練習カテゴリの「日本語入力」と「英語入力」の2つで使われています。またこの2つも少し計算方法がちがうのでそれぞれ紹介します。
「入力文字数(日本語)」÷「750文字」× 100
※小数点以下は切り捨て
(例)入力文字数が 192文字の場合(1分)
192 ÷ 750 × 100= 25点
「入力文字数」÷「1275文字」× 100
※小数点以下は切り捨て
(例)入力文字数が 138文字の場合(1分)
138 ÷ 1275 × 100= 10点
日本語の場合は入力文字数を「750字」で割っており、英語入力の場合は入力文字数に対して「1275字」を割った数を得点としています。
この採点方法から以下のことがわかります。
先ほども説明したように、「(2)満点(100点)がある採点方法」の練習メニューで遊ぶ場合(日本語入力・英語入力など)、プレイ時間が短いと得点も低くなる傾向があります。
そういったことから、自分の実力は低いのでは?と不安に感じる人や、得点が低すぎて練習モチベーションが上がらないといったことも耳にします。そこで今回は一般的なタイピングスピードを参考に独自でプレイ時間別の得点目安を計算して一覧にまとめてみました。(「日本語入力(ローマ字)」の場合の目安です)
※これから紹介する一覧は、過去タイピングスピードについて紹介した記事(タイピング速度はどのくらい?測定方法や平均目安、スピード上げる練習を解説)の「一般的にタイピングが「速い」と言われる基準」で紹介している「1分間のタイピング入力文字数」を参考にしています。
まずはプレイ時間(1分)の場合の得点目安とレベルです。
▶︎参考:1分の場合の得点目安とレベル一覧
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一般的に、1分間に50〜60字以上タイピングできる速さがオフィスでも活かせるレベル(中級レベル)とされています。
なお、日本のタイピング大会で優勝経験のあるタイパー「miriさん」は、1秒間に約21キー(単純計算で1分間で600字)の速さでタイピングができるそうです。日本一のタイパーでも80点なので、制限時間1分のゲームで100点満点をとることは非常に難しいです。
なので、得点が低いのは仕様上、仕方がないので落ち込む必要はありません!
次に、プレイ時間(2分)の場合の得点目安です。
▶︎参考:2分の場合の得点目安とレベル一覧
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筆者が体験して感じたことは、一般の人がプレイ時間2分で80点(600文字以上)とるのはかなり厳しいと言うことです。
次に、プレイ時間(3分)の場合の得点目安とレベルです。
▶︎参考:3分の場合の得点目安とレベル一覧
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次に、プレイ時間(4分)の場合の得点目安とレベルを紹介します。
▶︎参考:4分の場合の得点目安とレベル一覧
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最後にプレイ時間(5分)の場合の得点目安とレベルを紹介します。
▶︎参考:5分の場合の得点目安とレベル一覧
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プレイ時間が5分になると、タイパーレベルでなくとも100点満点は十分目指せるようになります。ただ、プレイ時間が長いため100点を目指すには忍耐力や集中力が必要です。
以上が各時間別の得点とレベル目安の紹介でした。
ここで、「※P検(ICT プロフィシエンシー検定試験)とは?)」でも紹介した「P検定」について各級の合格基準も紹介します。
50点以上:準2級合格相当
40点〜49点:3級合格相当
30点〜39点:4級合格相当
P検のタイピングテストは4級〜準2級まであります。そのため、5分間の練習で381点文字以上の入力ができれば準2級相当のタイピングレベルとなるので参考にしてみてください。
ここまでは得点目安について紹介しましたが、実際に日本語入力(ローマ字)で高得点をとるためのポイントを4つご紹介します。
タイピングの基本姿勢でもある「ホームポジション」は必ず習得しておきましょう。
ホームポジションはミスなく早くタイピングができる姿勢と言われています。正しくキーや指や位置を覚えておくことでミスが少なく速いタイピングスキルを身につけることができます。マナビジョンではホームポジションやその他のキーをひたすら練習できるメニューがあるのでぜひ活用して身につけておきましょう。
▶︎参考情報:以下の記事でホームポジションとはなんなのか、身につけておくことの重要性や習得方法など、くわしく解説しています。
▶︎参考情報:以下の記事ではタイピングの正しいキーや指の位置や置き方のポイントなどわかりやすく解説して紹介していますのでぜひご覧ください。
タイピング中、つい手や指、肩などに力が入っていませんか?
力が入ってしまうと、指の動きがにぶくなってしまいます。さらに姿勢が悪い、前屈みになっていると速さが落ちるだけでなく指や体全体を痛めてしまう可能性があるので心当たりがないか意識をしてみてください。
リラックスする方法としては、深呼吸をする、指の体操をするなどはおすすめです。また姿勢の悪さについては机やいすの高さやを調整するなどデスク周りを見直してみると良いでしょう。
高得点を取るにはタイピングスピードも欠かせません。
スピードアップのポイントとしては、正しい指の位置とキーを使ってタイピングをすることはもちろんですが、タイムアタック形式のゲームや相手と競う対戦形式のゲーム、友達とチャットを使って会話するなど素早くタイピングをする練習方法を試してみるといいでしょう。自然とスピードも上がってきますよ。
▶︎参考情報:このほかにも、以下の記事でタイピングのスピードアップのコツや、一般的なタイピングの速度目安はどれくらいなのか、またタイピング速度の測定方法や練習方法などを詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
日本語入力(ローマ字)では、単語ではなく句読点のついた「短文」があるのでより実践的なタイピング練習ができるというメリットがあるのですが、基礎を身につけたばかりのタイピング初心者にはやや難易度が高く感じます。
そういった人には、一度マナビジョンから離れて、単語練習ができるゲームや遊びのあるタイピング練習を活用してみるといいでしょう!
以下のゲームには、マナビジョンと同じようにキーボードと正しい指の位置をナビがついた単語練習が豊富に用意されています。ぜひ活用してみてください。
では実際に、マナビジョン「無料タイピング教材」をお子さんや学生さんがプレイするとどれくらいの得点になるのか、実際に小学2年生(6歳)と高校2年生(16歳)のお子さんに「ホームポジション練習」を体験してもらいました。
今回、調査した内容は以下になります。
・調査内容 :1分間のマナビジョンタイピングのスコアとは?
・日程:2024年6月21日
・対象:小学2年生の男の子、高校2年生の女の子
・対象ゲーム:マナビジョンの無料タイピング教材「ホームポジション練習(1分)」
・内容:マナビジョンの無料タイピング教材の中の「ホームポジション練習」をプレイしてどれくらいの得点になるのかを調査!
実際にマナビジョンの無料タイピング教材(ホームポジション)を体験してもらった結果がこちらになります。
まずは小学2年生のお子さんに体験してもらった結果です。
次に、高校2年生の女の子に体験してもらった結果を紹介します。
小学生と高校生と年の離れたお子さんに挑戦していただきましたが、年齢によってタイピングスキルの差が大きく出ているのがわかりますよね。
年齢が高くなるにつれて、タイピングスピードが上がってよりたくさんタイピングができるようになります。また、6歳のお子さんは正確で慎重にタイピングしている一方で16歳のお子さんは速さと正確性のバランスのあるタイピングスキルがあるということも結果からわかりました。
このように、小学2年生など小さいお子さんにはタイピングの基礎練習として、高校生にとっては速度と正確性の両方を鍛える練習としてなど、マナビジョンタイピングは各年齢層に応じたタイピングスキルアップに役立つゲームです。
ここからはマナビジョン タイピングでよくあるバグや質問についてまとめて紹介します。
おそらく、ブラウザの画面表示サイズが拡大されてしまっている可能性が考えられます。
使っているブラウザ環境によってはボタンが見切れてしまうケースもあるみたいですが、別のブラウザ(Google Chrome、Safari、FireFoxなど)なら表示されることがあるようなのでぜひ試してみてください。
プレイ中、ホームポジションでもある「ASDF」キーが反応しないというケースがあります。
これも1つ目のよくある質問と似ていますが、使っているブラウザの影響が考えられます。なお、Microsoft Edgeは問題なく利用できるようです。
ベネッセが運営するマナビジョンの無料タイピング教材以外にも、タイピング超初心者向けの練習ゲームがあります。そこでおすすめの練習ゲームを3つ紹介していきます。
ひよこタイピングとは、タイピング作成ゲームmy Typing(マイタイピング)が運営する初心者向けのタイピング練習メニューです。(正式名称は「ひよこでも出来るタイピング練習講座」)「基礎編」と「習得編」の大きく2つのテーマがあり、それぞれクリアしていくことで、基本タイピングを身につけることができるように作られています。問題文がかんたんであることや、丁寧な解説があるので、これからタイピング練習をはじめたいと考えている人にはぴったりのゲームです。
▶︎参考情報:以下の記事では「ひよこタイピング」の魅力遊び方、各練習メニューのくわしい紹介とクリアのポイントなどを詳しく解説しています。
・ひよこタイピング!基礎練習に特化した初心者向けのタイピングゲーム
マイタイピングとは、誰でもタイピングゲームが作れる無料のサービスです。歌詞から学習系まで全部で206019本あり、あきずに楽しみながら練習ができます。また、ログインをすると成績表やマイタイピングリストなどの便利な機能も使えます。パソコン(Windows・Chrome OS・Mac)やタブレット(iPad・Android)、スマホ(iPhone)で練習ができます。※タブレットやスマホは別途キーボードが必要。
▶︎参考情報:以下の記事では、マイタイピング内でも人気のゲーム「こどもタイピング」について魅力とランキングや平均スコア、タイピングのコツ、さらに体験者のコメントなど詳しく解説します。ぜひご覧ください!
・こどもタイピング!マイタイピング内で人気の子供向けおすすめゲーム
「e-typing」は無料でできるタイピング練習サイトです。会員登録をするとプレイした結果を残すことができるのでスキルアップの成長過程グラフをあとで見返すこともできるのが特徴です。また「腕試しレベルチェック」と呼ばれる、今の自分のタイピングスキルをチェックできるゲームがあり、今の実力をチェックするゲームもあります。
▶︎参考情報:以下の記事では、タイピングスキルチェックにおすすめの「e-typing腕試しレベルチェック」の具体的なゲーム紹介やタイピングのスコアと平均レベル、スキルアップのコツについて解説します。ぜひご覧ください!
・e-typing 腕試しレベルチェック!タイピングのスコアや平均レベルをチェック
「Playgram Typing(プレイグラムタイピング)」は、小学生といったお子さん向けに作られた無料のタイピング練習教材です。タイピングの基礎でもあるホームポジションやローマ字の50音別、拗音、濁音、半濁音、促音など練習メニューが細かく豊富で、これから練習を始める初心者にぴったりです。またローマ字の音声読み上げ機能や練習前の解説もついているので、ローマ字を十分理解できていない小さいお子さんのローマ字学習教材としてもおすすめ。
▶︎参考情報:以下の記事では、「Playgram Typing(プレイグラムタイピング)」の具体的なゲーム紹介やなぜ子供や初心者向けにおすすめなのかその理由やさまざまなモードを使った楽しみ方などを紹介しています。ぜひご覧ください!
・プレイグラムタイピングとは?小学生向けの無料タイピング練習教材におすすめ
今回はタイピング初心者におすすめの練習サイト、マナビジョンの「無料タイピング教材」について解説しました。
マナビジョンの無料タイピング教材は、会員登録が不要で無料で遊べます。また遊び方もシンプルでわかりやすく、プレイ時間を細かく調整できるのでキーボードに慣れていない初心者も自分のペースでじっくり練習することができるのでおすすめです。よくタイピングサイトで見かける広告がないので、より練習に集中できるところもいいですよね。
「基礎練習」ではホームポジションキーをはじめ、いろいろなキーを練習できるので、正しい指の位置や指づかいを身につけることができます。さらに「応用練習」になると、国語や英語・情報モラルの問題をタイピングで回答するメニューがあります。単なるタイピング練習だけでなく文章の読解力や語彙力、頭の中で文章を組み立てる力などさまざまなスキルを養うことができます。ほかのタイピングゲームと比べて「教育」に特化しているところがマナビジョンの特徴です。
また、P検定の対策試験としても推奨されているので資格取得を目指している人はぜひ活用してみてくださいね。
タイピング練習の最初の一歩として、ベネッセ マナビジョンの「無料タイピング教材」はおすすめです。タッチタイピングができるようになれば、ミスが減る、集中力や思考力があがるなど、さまざまなメリットがあるのでぜひこの記事を参考にタッチタイピングを習得しましょう!
今回の記事では、「マナビジョン「無料タイピング教材」初心者向けの基礎練習に超おすすめ!」について解説してきましたが、この他にも、関連情報として、タイピングの基本から応用技術、効果的な練習方法などタイピングスキルアップに役立つ記事が公開されています。タイピングを上達したい!と考えている人やどうしたらスキルアップできるのか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
メディアライター兼「ぱそメモkids」運営者
エンタメ会社で広報を経験し、現在は株式会社セナネットワークスでメディアライター兼広報として勤務。同社では2021年にNintendo Switch初のタイピングゲーム「タイピングクエスト」を開発・発売。プログラミング・システム開発を事業とする企業として、プログラミング教育の更なる普及への貢献の思いでオウンドメディア運営をスタート。
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