プログラミング プログラミング

プログラミング的思考(てきしこう)とは?5つの種類(しゅるい)論理的思考(ろんりてきしこう)との(ちが)い、()につけ(かた)解説(かいせつ)

プログラミング的思考とは?5つの種類や論理的思考との違い、身につけ方を解説

 

IT人材(じんざい)不足(ふそく)背景(はいけい)に、2020(ねん)からプログラミング教育(きょういく)必修化(ひっしゅうか)がはじまり、教育業界(きょういくぎょうかい)では「プログラミング的思考(てきしこう」というワードが注目(ちゅうもく)されています。

 

プログラミング的思考(てきしこうとは、プログラミングをするときに使(つか)(かんが)(かた)のことで、コンピュータや情報(じょうほう)使(つか)機会(きかい)()えた情報社会(じょうほうしゃかい)のなかを()()くうえでとても重要(じゅうよう)なスキルで、()どものころからしっかりと()につけておくことが必要(ひつよう)とされています。

 

(いま)(どもが学校(がっこう)(まな)んでいるプログラミング的思考(てきしこう)について、以下(いか)のような(てん)について()になる(かた)(おお)いと(おも)います。

  • なんか(むずか)しそうなイメージ
  • どんな思考(しこう)なのか、イマイチよくわからない
  • 論理的思考(ろんりてきしこう)とのちがいは?
  • どうしたら(につけることができるの?

プログラミング的思考(てきしこう)日常生活(にちじょうせいかつ)のなかで無意識(むいしき)につかっていることが(おお)く、身近(みじか)実践練習(じっせんれんしゅう)ができる機会(きかいがたくさんあることを(っていますか? (どもにプログラミング的思考(てきしこう)(おし)えるために、まずは保護者(ほごしゃ)(かた)(ただ)しい意味(いみ)理解(りかい)しておかないといけません。

 

そこで、今回(こんかい)はプログラミング的思考(てきしこう)をよく理解(りかい)していない保護者(ほごしゃ)のかた()けに、プログラミング的思考(てきしこう)の5つのスキルとまちがいやすい論理的思考(ろんりてきしこう)とのちがいの解説(かいせつ)普段(ふだん)生活(せいかつ)実践(じっせん)できるプログラミング的思考(てきしこう)()につけ(かた)についてわかりやすく紹介(しょうかい)します。

 

この記事(きじ)参考(さんこう)に、身近(みじか)にあるプログラミング的思考(てきしこう)(きた)(かた実践(じっせん)をして、お()さんといっしょにたのしくプログラミング的思考(てきしこう)(そだ)てていきましょう!

 

 

 

目次(もくじ)

 

1.プログラミング的思考(てきしこう)とは?

 1−1.プログラミング的思考(てきしこう)定義(ていぎ)文部科学省(もんぶがかくしょう)資料(しりょう)より)

 1−2.プログラミング的思考(てきしこう)とにたコンピュテーショナルシンキング(英語(えいご):computational thinking)とは?

 1−3.プログラミング的思考(てきしこう)(れい)図解(ずかい)つき】

 1−4.プログラミング的思考(てきしこう)論理的思考(ろんりてきしこう)のちがいとは?

 1−5.実際にプログラミング的思考(てきしこう)(まな)べる授業例(じゅぎょうれい)算数(さんすう)理科(りか)国語(こくご)音楽(おんがく)

 

2.プログラミング的思考(てきしこう)()につく5つのスキル

 2−1.問題(もんだい)をこまかく分解(ぶんかい)(わける)する

 2−2.複数(ふくすう)(かんが)えを()()わせる

 2−3.大事(だいじ)なことだけにしぼって問題(もんだい)をシンプルにする(抽象化(ちゅうしょうか)

 2−4.(あたま)のなかでシミュレーションする

 2−5.(だれ)でも理解(てきしこう)できるように工夫(くふう)する(一般化(いっぱんか)

 

3.プログラミング的思考(てきしこう)はなぜ必要(ひつよう)?その理由(りゆう)とは?

 3−1.ネットやITの成長(せいちょう)により「自動化(じどうか)」が(すす)んでいる

 3−2.ITツールを使(つか)機会(きかい)()えている

 

4.小学生(しょうがくせい)やこどもがプログラミング的思考(てきしこう)()につける4つのメリット

 4−1.日常生活(にちじょうせいかつ)でかしこく()ごす(すべ)()につく

 4−2.多角的(たかくてき)にものごとを()れるようになる

 4−3.発想力(はっそうりょく)(きた)える

 4−4.将来的(しょうらいてき)にさまざまな仕事(しごと)(やく)()

 

5.【おやこ()け】プログラミング的思考(てきしこう)(きた)える方法(ほうほう)実践例(じっせんれい)(せん)

 5−1.(いえ)でお手伝(てつだ)をしてもらう(料理(りょうり)()(もの)洗濯(せんたく)

 5−2.カードゲーム・ボードゲーム

 5−3.パソコンやタブレットで(あそ)べるアプリ・ゲーム・おもちゃ

 5−4.プログラミング的思考(てきしこう)をたのしく(まな)べる動画(どうが)

 5−5.講座(こうざ)研修(けんしゅう)・セミナーやプログラミングスクール

 5−6.運動(うんどう)やスポーツ

 

6.プログラミング的思考(てきしこう)()につくゲーム・アプリ・おもちゃ&動画紹介(どうがしょうかい)

 6−1.ゲーム(マイクラ・Hour of Code)

 6−2.アプリ

 6−3.おもちゃやボードゲーム

 6−4.動画(どうが)(NHK テキシコー・バンダイ公式(こうしき)チャンネル)

 

7.まとめ

 

 

 

 

1.プログラミング的思考(てきしこう)とは?

プログラミング的思考とは?

 

プログラミング的思考(てきしこう)とは、プログラム作成(さくせい)設計(せっけい)でつかう(かんが)(かた)応用(おうよう)した思考(しこう)のことで、日常生活(にちじょうせいかつ)仕事(しごと)にも応用(おうよう)できるスキルです。具体的(ぐたいてき)説明(せつめい)すると、プログラミング設計(せっけい)作成(さくせい)をするときに、以下(いか)​​​​​​​のような5つのスキルをつかって内容(ないよう)​​​​​​​(かんがえます。

  • 物事(ものごと)​​​​​​​をこまかくわけて(かんが)​​​​​​​える(分解(ぶんかい)​​​​​​​
  • 物事(ものごと)​​​​​​​のにている部分(ぶぶん)​​​​​​​関係性(かんけいせい)​​​​​​​をみつけてひとくくりにして(かんが)​​​​​​​えやすくする(一般化(いっぱんか)​​​​​​​
  • さまざまな方法(ほうほう)​​​​​​​()​​​​​​​()​​​​​​​わせる((()​​​​​​​わせ)
  • 本質(ほんしつ)​​​​​​​をみつけて大事(だいじ)​​​​​​​なことだけにしぼって(かんが)​​​​​​​える(抽象化(ちゅうしょうか)​​​​​​​
  • (あたま)​​​​​​​のなかで手順(てじゅん)​​​​​​​予測(よそく)​​​​​​​する(シミュレーション)

この一連(いちれん)​​​​​​​(かんが(かたを「プログラミング的思考(てきしこう)」と()​​​​​​​んでいます。プログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につけると、理解力(りかいりょく)​​​​​​​アップや情報(じょうほう整理(せいり)​​​​​​​ができ、ITツールなどをうまく活用(かつよう)​​​​​​​ができるようになり作業効率(さぎょうこうりつ)​​​​​​​()​​​​​​​くなる、創造性(そうぞうせい)​​​​​​​発想力(はっそうりょく)​​​​​​​(そだ)​​​​​​​ててくれる、など日常生活(にちじょうせいかつ)​​​​​​​仕事(しごと)​​​​​​​(はたら)​​​​​​​くうえでたくさんのメリットがあります。このように、情報社会(じょうほうしゃかい)​​​​​​​のなかで、ITツールや技術(ぎじゅつ)​​​​​​​をうまく使(つかって論理的(ろんりてき)​​​​​​​創造的(そうぞうてき)​​​​​​​(かんがえ、問題(もんだい)​​​​​​​解決(かいけつ)​​​​​​​するプログラミング的思考(てきしこう)は、今後(こんご)​​​​​​​のコンピュータなどを活用(かつよう)​​​​​​​していくうえで必要(ひつよう)​​​​​​​なスキルです。

 

()​​​​​​​につけ(かた(れい)​​​​​​​として、学校(がっこうでの授業以外(じゅぎょういがい)​​​​​​​に、おもちゃやゲームなどの(あそ)​​​​​​​びのなかやスポーツ、料理(りょうり)​​​​​​​洗濯(せんたく)​​​​​​​などの(いえ)​​​​​​​でのお手伝(てつだ)​​​​​​​いなど、(あそ)​​​​​​​びや身近(みじか)​​​​​​​行動(こうどう)​​​​​​​のなかで()​​​​​​​につけることができます。

 

 

 

1−1.プログラミング的思考(てきしこう)定義(ていぎ)​​​​​​​文部科学省(もんぶかがくしょう)​​​​​​​資料(しりょう)​​​​​​​より)

 

「プログラミング的思考(てきしこう)」について、文部科学省(もんぶかがくしょう)​​​​​​​では以下(いか)​​​​​​​のように定義(ていぎ)​​​​​​​しています。

 

プログラミング的思考の定義(文部科学省の資料より)

自分(じぶん)​​​​​​​意図(いと)​​​​​​​する一連(いちれん)​​​​​​​活動(かつどう)​​​​​​​実現(じつげん)​​​​​​​するために、どのような(うご)​​​​​​​きの組合(くみあ)​​​​​​​せが必要(ひつよう)​​​​​​​であり、一つ一つの(うご)​​​​​​​きに対応(たいおう)​​​​​​​した記号(きごう)​​​​​​​を、どのように()​​​​​​​()​​​​​​​わせたらいいのか、記号(きごう)​​​​​​​組合(くみあ)​​​​​​​せをどのように改善(かいぜん)​​​​​​​していけば、より意図(いと)​​​​​​​した活動(かつどう)​​​​​​​(ちか)​​​​​​​づくのか、といったことを論理的(ろんりてき)​​​​​​​(かんがえていく(ちから)​​​​​​​

 

引用元(いんようもと)​​​​​​​文部科学省(もんぶかがくしょう)​​​​​​​小学校段階(しょうがっこうだんかい)におけるプログラミング教育(きょういく)()(かた)について(議論(ぎろん)()りまとめ)」より

かんたんに説明(せつめい)​​​​​​​すると、目的(もくてき)​​​​​​​達成(たっせい)​​​​​​​するために、必要(ひつよう)​​​​​​​情報(じょうほう手順(てじゅん)​​​​​​​(かんがえて、さらに手順(てじゅん)​​​​​​​()​​​​​​​()​​​​​​​わせたり、実際(じっさい)​​​​​​​検証(けんしょう)​​​​​​​改善(かいぜん)​​​​​​​()​​​​​​​(かえ)​​​​​​​して、効率的(こうりつてき)​​​​​​​でベストな方法(ほうほう論理的(ろんりてき)​​​​​​​(かんがえる一連(いちれん)​​​​​​​(なが)​​​​​​​れのことをいいます。

 

 

 

1−2.プログラミング的思考(てきしこう)とにたコンピュテーショナルシンキング(英語(えいご)​​​​​​​:computational thinking)とは?

 

文部科学省(もんぶかがくしょう)​​​​​​​によると、プログラミング的思考(てきしこう)海外(かいがい)​​​​​​​の「コンピュテーショナルシンキング(英語(えいご)​​​​​​​:computational thinking)」という(かんが(かた参考(さんこう)​​​​​​​にしています。

 

プログラミング的思考(てきしこう)は「コンピュテーショナル・シンキング」の(かんが(かた()​​​​​​​まえつつ、プログラミングと論理的思考(ろんりてきしこうとの関係(かんけい)​​​​​​​整理(せいり)​​​​​​​しながら提言(ていげん)​​​​​​​された定義(ていぎ)​​​​​​​である。

 

引用元(いんようもと)​​​​​​​文部科学省(もんぶかがくしょう)​​​​​​​小学校段階(しょうがっこうだんかい)におけるプログラミング教育(きょういく)()(かた)について(議論(ぎろん)()りまとめ)」より

コンピュテーショナルシンキングとは、日本語(にほんご)​​​​​​​で「計算論的思考力(けいさんろんてきしこうりょく)​​​​​​​」といい、以下(いか)​​​​​​​の5つの要素(ようそ)​​​​​​​をいいます。

 

 

(1)コンピュテーショナルシンキングの5つの要素(ようそ)​​​​​​​

  • 分解(ぶんかい)​​​​​​​複雑(ふくざつ)​​​​​​​問題(もんだい)​​​​​​​を1つ1つこまかくわける
  • パターン認識(にんしき)​​​​​​​問題(もんだい)​​​​​​​のパターンや傾向(けいこう)​​​​​​​規則性(きそくせい)​​​​​​​​​​​​を()​​​​​​​つける(ちから)​​​​​​​
  • 抽象化(ちゅうしょうか)​​​​​​​物事(ものごと)​​​​​​​本質的(ほんしつてき)​​​​​​​なところだけを(のこ)​​​​​​​してそれ以外(いがい)​​​​​​​()​​​​​​​すこと。一番大切(いちばんたいせつ)​​​​​​​問題(もんだい)​​​​​​​をみつけて作業(さぎょう)​​​​​​​をシンプルにする
  • アルゴリズム思考(しこう)​​​​​​​※:必要(ひつよう)​​​​​​​手順(てじゅん)​​​​​​​(かんが​​​​​​​える
  • アルゴリズム設計(せっけい)​​​​​​​※:より効率的(こうりつてき)​​​​​​​効果的(こうかてき)​​​​​​​にするために手順(てじゅん)​​​​​​​工夫(くふう)​​​​​​​する(ちから)​​​​​​​

 

アルゴリズム思考(しこう)​​​​​​​とアルゴリズム設計(せっけい)​​​​​​​のちがい

アルゴリズム思考(しこう)​​​​​​​は「手順(てじゅん)​​​​​​​(かんが​​​​​​​える(ちから)​​​​​​​」のことで、アルゴリズム設計(せっけい)​​​​​​​とは、「一番効果的(いちばんこうかてき)​​​​​​​手順(てじゅん)​​​​​​​(かんが工夫(くふう)​​​​​​​する(ちから)​​​​​​​」のことです。

 

(れい)​​​​​​​)サンドイッチ

 

●アルゴリズム思考(しこう)​​​​​​​場合(ばあい

  • パンを()​​​​​​​る・材料(ざいりょう)​​​​​​​(えら)​​​​​​​
  • 食材(しょくざい)​​​​​​​をパンに(はさ)​​​​​​​

●アルゴリズム設計(せっけい)​​​​​​​場合(ばあい)​​​​​​​

パンを()​​​​​​​るときは1(かい)​​​​​​​でまとめると効率的(こうりつてき)​​​​​​​

  • 材料(ざいりょう)​​​​​​​(えら)​​​​​​​ぶときはお()​​​​​​​()​​​​​​​​​​​りの具材(ぐざい)​​​​​​​から(えら)​​​​​​​ぶと、(まよ)​​​​​​​時間(じかん)​​​​​​​(みじか)​​​​​​​くできる

 

このように、コンピュテーショナルシンキングとプログラミング的思考(てきしこう)でにたようなスキルがあるのがわかりますよね。

 

 

 

 

1−3.プログラミング的思考(てきしこう)(れい)​​​​​​​図解(ずかい)​​​​​​​つき】

1−1.プログラミング的思考(てきしこう)定義(ていぎ)​​​​​​​文部科学省(もんぶかがくしょう)​​​​​​​資料(しりょう)​​​​​​​より)」で、プログラミング的思考(てきしこう)定義(ていぎ)​​​​​​​について紹介(しょうかい)​​​​​​​しましたが、よりイメージしやすいように具体的(ぐたいてき)​​​​​​​問題(もんだい)​​​​​​​をつかって解説(かいせつ)​​​​​​​します。

 

 

 

(1)コンピュータで正多角形(せいたかっけい)​​​​​​​をつくろう

 

今回(こんかい)​​​​​​​は、コンピュータを使(つか)​​​​​​​って正多角形(せいたかっけい)​​​​​​​(つく)​​​​​​​るという問題(もんだい)​​​​​​​解説(かいせつ)​​​​​​​します。

手順(てじゅん)​​​​​​​(かんがえる前に、まずは「正多角形(せいたかっけい)​​​​​​​」とはどんな特性(とくせい)​​​​​​​があるのか理解(りかい)​​​​​​​しておく必要(ひつよう)​​​​​​​があります。

 

コンピュータで正多角形をつくろう

 

正多角形(せいたかっけい)​​​​​​​とは、「すべての内角(ないかく)​​​​​​​(おな)​​​​​​​じ」「外角(がいかく)​​​​​​​もすべて(おな)​​​​​​​じ」「すべての(せん)​​​​​​​(へん)​​​​​​​)の(なが)​​​​​​​さは(すべ)​​​​​​​(ひと)​​​​​​​しい」といった特徴(とくちょう)​​​​​​​があります。

 

この3つの特徴(とくちょう)​​​​​​​をつかって、手順(てじゅん)​​​​​​​(かんが​​​​​​​えていきます。今回(こんかい)​​​​​​​多角形(たかっけい)​​​​​​​のなかで一番簡単(いちばんかんたん)​​​​​​​(つく)​​​​​​​れる正三角形(せいさんかっけい)​​​​​​​(なが)​​​​​​​さを100)の(つく)​​​​​​​(かた(かんがえていきましょう。

 

正三角形(せいさんかっけい)​​​​​​​は3つの内角(ないかく)​​​​​​​がすべて(おな)​​​​​​​角度(かくど)​​​​​​​で、かつ(おな)​​​​​​​(なが)​​​​​​​さの(せん)​​​​​​​()​​​​​​​くと(つく)​​​​​​​ることができます。このことから、(なが)​​​​​​​さ100の正三角形(せいさんかっけい)​​​​​​​(した)​​​​​​​()​​​​​​​のように、(なが)​​​​​​​さ100の(せん)​​​​​​​を1本引(ぽんひ)​​​​​​​いたあと、(ひだり)​​​​​​​に120°()​​​​​​​がるという(うご)​​​​​​​きを3回指示(かいしじ)​​​​​​​すると(つく)​​​​​​​れるということがわかりますよね。

 

 

 

1.(なが)​​​​​​​さ100の正三角形(せいさんかっけい)​​​​​​​をつくる

長さ100の正三角形をつくる

 

コンピュータには、「(なが)​​​​​​​さ●●●の直線(ちょくせん)​​​​​​​()​​​​​​​く」「(ひだり)​​​​​​​角度(かくど)​​​​​​​を●°()​​​​​​​がる」などこまかく指示(しじ)​​​​​​​をすることができます。これらのコンピュータで用意(ようい)​​​​​​​されている動作指示(どうがしじ)​​​​​​​()​​​​​​​()​​​​​​​わせると(した)​​​​​​​の「回答(かいとう)​​​​​​​A」の手順(てじゅん)​​​​​​​ができあがります。

 

 

 

2.動作(どうさ)​​​​​​​()​​​​​​​()​​​​​​​わせていく

動作を組み合わせていく

 

回答(かいとう)​​​​​​​A」は手順通(てじゅんどお)​​​​​​​りに作成(さくせい)​​​​​​​しているもので8つの指示(しじ)​​​​​​​があります。反対(はんたい)​​​​​​​に、右側(みぎがわ)​​​​​​​の「回答(かいとう)​​​​​​​B」はどうでしょうか?

 

回答(かいとう)​​​​​​​B」では、「回答(かいとう)​​​​​​​A」にある「(ひだり)​​​​​​​に120°()​​​​​​​がる」と「(まえ)​​​​​​​に100(すす)​​​​​​​む」が3回繰(かいく)​​​​​​​(かえ)​​​​​​​しているところに注目(ちゅうもくし、「3回繰(かいく)​​​​​​​(かえ)​​​​​​​す」という指示(しじ)​​​​​​​(あら)​​​​​​​たに追加(ついか)​​​​​​​して()​​​​​​​(かえ)​​​​​​​している指示(しじ)​​​​​​​()​​​​​​​らすことで(すく)​​​​​​​ない(かず)​​​​​​​(つく)​​​​​​​れます。

 

どちらも正解(せいかい)​​​​​​​ではありますが、正六角形(せいろっかけい)​​​​​​​正八角形(せいはちかっけい)​​​​​​​(つく)​​​​​​​場合(ばあい)​​​​​​​、「回答(かいとう)​​​​​​​A」より「回答(かいとう)​​​​​​​B」のほうがシンプルで入力(にゅうりょく)​​​​​​​手間(てま)​​​​​​​()​​​​​​​ってとても効率(こうりつ)​​​​​​​よく指示(しじ)​​​​​​​をだすことができますよね。

 

このように、問題(もんだい)​​​​​​​解決(かいけつ)​​​​​​​するために必要(ひつよう)​​​​​​​なことや道筋(みちすじ)​​​​​​​(かんが​​​​​​​えるだけでなく、さらに効率(こうりつ)​​​​​​​よくするためにはどうすべきかを論理的(ろんりてき)​​​​​​​(かんがえていく思考(しこう)​​​​​​​のことを「プログラミング的思考(てきしこう)」といいます。

 

 

 

1−4.プログラミング的思考(てきしこう)論理的思考(ろんりてきしこう)​​​​​​​のちがいとは?

 

プログラミング的思考(てきしこう)とよくにた意味(いみ)​​​​​​​で「論理的思考(ろんりてきしこう)​​​​​​​」があります。結論(けつろん)​​​​​​​からいうと、プログラミング的思考(てきしこう)論理的思考(ろんりてきしこう)​​​​​​​一部(いちぶ)​​​​​​​でありますが、(すこ)​​​​​​​しちがっています。

 

プログラミング的思考と論理的思考のちがいとは?

 

論理的思考(ろんりてきしこう)​​​​​​​とプログラミング的思考(てきしこう)のちがい
  • 論理的思考(ろんりてきしこう)​​​​​​​目的(もくてき)​​​​​​​達成(たっせい)​​​​​​​するためにどうすればいいのか道筋(みちすじ)​​​​​​​たてて方法(ほうほう)​​​​​​​(かんが)​​​​​​​える。
  • プログラミング的思考(てきしこう)目標(もくひょう)​​​​​​​目的(もくてき)​​​​​​​達成(たっせい)​​​​​​​するために必要(ひつよう)​​​​​​​情報(じょうほう)​​​​​​​道筋(みちすじ)​​​​​​​をたて、そのなかから効率的(こうりつてき)​​​​​​​方法(ほうほう)​​​​​​​(かんが)​​​​​​​える。

 

プログラミング的思考(てきしこう)とは、問題(もんだい)​​​​​​​解決(かいけつ)​​​​​​​するための具体的(ぐたいてき)​​​​​​​方法(ほうほう()​​​​​​​つけるだけでなく、そのなかから(もっと)​​​​​​​効率的(こうりつてき)​​​​​​​にできるように(かんがえる思考(しこう)​​​​​​​です。そのためには、物事(ものごと)​​​​​​​多角的(たかくてき)​​​​​​​にみることや発想力(はっそうりょく)​​​​​​​必要(ひつよう)​​​​​​​になります。

 

どちらも、目標(もくひょう)​​​​​​​達成(たっせい)​​​​​​​するための手段(しゅだん)​​​​​​​方法(ほうほう(かんがえるという部分(ぶぶん)​​​​​​​(おな)​​​​​​​じといえますが、プログラミング的思考(てきしこう)は、(もっと)​​​​​​​効果的(こうかてき)​​​​​​​方法(ほうほう(かんがえだすことなので、論理的思考(ろんりてきしこう)​​​​​​​(くら)​​​​​​​べて若干(じゃっかん)​​​​​​​のちがいがあるということを理解(りかい)​​​​​​​しておきましょう。

 

 

 

 

1−5.プログラミング的思考(てきしこう)(まなべる授業例(じゅぎょうれい)​​​​​​​算数(さんすう)​​​​​​​理科(りか)​​​​​​​国語(こくご)​​​​​​​音楽(おんがく)​​​​​​​

 

小学校(しょうがっこう)​​​​​​​授業(じゅぎょう)​​​​​​​で、プログラミング的思考(てきしこう)(まなぶことができます。ここからは文部科学省(もんぶかがくしょう)​​​​​​​発表(はっぴょう)​​​​​​​しているプログラミング教育(きょういく()​​​​​​​()​​​​​​​むべき授業内容(じゅぎょうないよう)​​​​​​​として「算数(さんすう)​​​​​​​理科(りか)​​​​​​​国語(こくご)​​​​​​​音楽(おんがく)​​​​​​​」の授業内容(じゅぎょうないよう)​​​​​​​(れい)​​​​​​​について紹介(しょうかい)​​​​​​​します。

 

 

 

プログラミング的思考(てきしこう)(まなべる授業例(じゅぎょうれい)​​​​​​​
算数(さんすう)​​​​​​​(5年生(ねんせい)​​​​​​​

計算問題(けいさんもんだい

複数(ふくすう)​​​​​​​数字(すうじ)​​​​​​​をこまかくわけて計算(けいさん)​​​​​​​する

 

多角形(たかっけい)​​​​​​​()​​​​​​​問題(もんだい)​​​​​​​

→scratch(プログラミング言語(げんご)​​​​​​​)を使(つか)​​​​​​​って正多角形(せいたかっけい)​​​​​​​()​​​​​​​

 

理科(りか)​​​​​​​(6年生(ねんせい

電気工作(でんきこうさく)​​​​​​​をする

→どのような手順(てじゅん)​​​​​​​(うご)​​​​​​​くのかそのために必要(ひつよう)​​​​​​​命令(めいれい)​​​​​​​()​​​​​​​()​​​​​​​わせを(かんがえる

国語(こくご)​​​​​​​

物語(ものがたり)​​​​​​​()​​​​​​​んで()​​​​​​​きな場面(ばめん)​​​​​​​のアニメーションを作成(さくせい)​​​​​​​する

写真(しゃしん)​​​​​​​のスキャンをして()​​​​​​​()​​​​​​​むなど)

音楽(おんがく)​​​​​​​(3〜6年生(ねんせい

音楽(おんがく)​​​​​​​づくり

見通(みとお)​​​​​​​しをもってまとまりのある音楽(おんがく)​​​​​​​をつくる

→リズムやパターンを()​​​​​​​()​​​​​​​わせて(あら)​​​​​​​たな音楽(おんがく)​​​​​​​をつくる

 

 

参照(さんしょう)​​​​​​​小学校(しょうがっこう)プログラミング教育(きょういく)手引(てびき)(第三版(だいさんばん))より

 

 

 

 

2.プログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につく5つのスキル

 

ここからは、プログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につけることができる以下(いか)​​​​​​​の5つのスキルについて紹介(しょうかい)​​​​​​​します。

 

 

 

プログラミング的思考で身につく5つのスキル

 

 

 

  • 問題(もんだい)​​​​​​​をこまかくわける(分解(ぶんかい
  • 共通(きょうつう)​​​​​​​のパターンや特徴(とくちょう)​​​​​​​をみつけてわかりやすくまとめる(一般化(いっぱんか)​​​​​​​
  • 複数(ふくすう)​​​​​​​のちがった(かんが)​​​​​​​えを()​​​​​​​()​​​​​​​わせる(()​​​​​​​()​​​​​​​わせ)
  • 大事(だいじ)​​​​​​​なことだけにしぼって問題(もんだい)​​​​​​​をシンプルにする(抽象化(ちゅうしょうか)​​​​​​​
  • (あたま)​​​​​​​のなかでシミュレーションする(シミュレーション)

 

 

 

では、この5つのスキルのくわしい解説(かいせつ)​​​​​​​と、()​​​​​​​につけることのメリットについて料理(りょうり)​​​​​​​(カレー(づく)​​​​​​​り)を(れい)​​​​​​​解説(かいせつ)​​​​​​​します。

 

 

 

 

 

 

2−1.問題(もんだい)​​​​​​​をこまかく分解(ぶんかい(わける)する

 

1つ()​​​​​​​の「分解(ぶんかい」とは、問題(もんだい)​​​​​​​をこまかくわけるスキルで、優先順位(ゆうせんじゅんい)​​​​​​​をはっきりさせる(ちから)​​​​​​​()​​​​​​​につくことや問題解決力(もんだいかいけつりょく)​​​​​​​がアップするなどさまざまなメリットがあります。

 

 

 

参考(さんこう)​​​​​​​:カレーを(つく)​​​​​​​

 

参考:カレーを作る

 

 

カレーを(つく)​​​​​​​るには、食材(しょくざい)​​​​​​​(かんが​​​​​​​​​​​​​​えて、その食材(しょくざい)​​​​​​​ごとに調理(ちょうり)​​​​​​​野菜(やさい)​​​​​​​()​​​​​​​る・白米(はくまい)​​​​​​​をあらう・()​​​​​​​くなど)する必要(ひつよう)​​​​​​​がありますよね。分解(ぶんかいとは、カレーに必要(ひつよう)​​​​​​​作業(さぎょう課題(かだい)​​​​​​​)を1つずつわけることです。

 

そうすることで、やるべきことがはっきりし、問題(もんだい)​​​​​​​​​​​​​​解決(かいけつ)​​​​​​​しやすくなるほか、そのあとの予定(よてい)​​​​​​​手順(てじゅん)​​​​​​​(かんがえやすくなります。

 

 

そのほかにも「分解(ぶんかい」スキルを()​​​​​​​につけることで以下(いか)​​​​​​​のようにさまざまなメリットがあります。

 

 

日常生活(にちじょうせいかつ)​​​​​​​仕事(しごと)​​​​​​​でのメリット(れい)​​​​​​​
メリット

・やるべきことをはっきりさせて効率(こうりつ)​​​​​​​よく作業(さぎょうできるようになる。

問題(もんだい)​​​​​​​解決能力(かいけつのうりょく)​​​​​​​がアップする。

・スケジュールや計画(けいかく)​​​​​​​()​​​​​​​てやすくなる。

作業(さぎょう重要度(じゅうようど)​​​​​​​緊急度(きんきゅうど)​​​​​​​をみわけることができる

・こまかく問題(もんだい)​​​​​​​をわけることで問題(もんだい)​​​​​​​難易度(なんいど)​​​​​​​(ひく)​​​​​​​くする。

着実(ちゃくじつ)​​​​​​​問題(もんだい)​​​​​​​をクリアしていくことでやる()​​​​​​​がアップし自信(じしん)​​​​​​​につながる。

 

 

 

 

 

2−2.共通(きょうつう)​​​​​​​のパターンや特徴(とくちょう)​​​​​​​をみつけてわかりやすくまとめる(一般化(いっぱんか)​​​​​​​

 

2つ()​​​​​​​の「一般化(いっぱんか」とは、にたようなものを1つにまとめて(かんが)​​​​​​​えるスキルで、簡潔(かんけつ)​​​​​​​情報(じょうほう)​​​​​​​整理(せいり)​​​​​​​できることからコミュニケーションの()​​​​​​​でとても(やく)​​​​​​​()​​​​​​​つといったメリットがあります。

 

 

 

参考(さんこう)​​​​​​​:カレー(づく)​​​​​​​りに必要(ひつよう)​​​​​​​な「食材(しょくざい)​​​​​​​」について(かんがえる

 

参考:カレー作りに必要な「食材」について考える

 

 

カレーを(つく)​​​​​​​るには、「じゃがいも・にんじん・たまねぎ・牛肉・ルー」といった食材(しょくざい)​​​​​​​必要(ひつよう)​​​​​​​です。このなかにある、じゃがいも・にんじん・たまねぎは共通(きょうつう)​​​​​​​して「野菜(やさい)​​​​​​​」いうカテゴリーでひとくくりに表現(ひょうげん)​​​​​​​することができますよね。

 

このように、一般化(いっぱんか)​​​​​​​とは、共通(きょうつう)​​​​​​​している物同士(ものどうし)​​​​​​​()​​​​​​​つけてひとくくりにして(かんがえるスキルのことです。一般化(いっぱんか)​​​​​​​()​​​​​​​につけると、情報(じょうほう整理(せいり)​​​​​​​がしやすくなり簡潔(かんけつ)​​​​​​​(つた)​​​​​​​えることができるのでコミュニケーションの()​​​​​​​ではとても(やく)​​​​​​​()​​​​​​​ちます。

 

そのほかにも「一般化(いっぱんか)​​​​​​​」スキルを()​​​​​​​につけることで以下(いか)​​​​​​​のようにさまざまなメリットがあります。

 

 

日常生活(にちじょうせいかつ)​​​​​​​仕事(しごと)​​​​​​​でのメリット(れい)​​​​​​​
メリット

複雑(ふくざつ)​​​​​​​情報(じょうほう整理(せいり)​​​​​​​ができるようになる。

(ひと)​​​​​​​(もの)​​​​​​​共通点(きょうつうてん)​​​​​​​()​​​​​​​つけることが得意(とくい)​​​​​​​になる。

(ひろ)​​​​​​​視野(しや)​​​​​​​でみることができるようになる。

・コミュニケーションで(やく)​​​​​​​()​​​​​​​つ。

(わかりやすく(つた)​​​​​​​えることができる、会話(かいわ)​​​​​​​のネタになるなど)

 

 

 

 

 

2−3.複数(ふくすう)​​​​​​​(かんがえを()​​​​​​​()​​​​​​​わせる(()​​​​​​​()​​​​​​​わせ)

 

3つ()​​​​​​​の、複数(ふくすう)​​​​​​​(かんが)​​​​​​​えを()​​​​​​​()​​​​​​​わせるスキルでは、「創造性(そうぞうせい)​​​​​​​」や「発想力(はっそうりょく)​​​​​​​」を()​​​​​​​ばすことができるといったメリットがあります。

 

 

 

参考(さんこう)​​​​​​​:カレー(づく)​​​​​​​りの手順(てじゅん)​​​​​​​(かんがえる

 

 

カレー作りの手順を考える

 

 

1つ()​​​​​​​の「分解(ぶんかい」で、カレーづくりの作業(さぎょうをこまかくわけしました。(つぎ)​​​​​​​に、わけた手順(てじゅん)​​​​​​​適切(てきせつ)​​​​​​​(じゅん)​​​​​​​(なら)​​​​​​​びかえます。この(なら)​​​​​​​びかえ作業(さぎょうのことを、「()​​​​​​​()​​​​​​​わせ」といいます。(さき)​​​​​​​ほどのカレー(づく)​​​​​​​りを(れい)​​​​​​​に、作業(さぎょう適切(てきせつ)​​​​​​​(じゅん)​​​​​​​(なら)​​​​​​​びかえてみます。

 

 

()​​​​​​​()​​​​​​​わせの(れい)​​​​​​​

 

 

やるべきこと(分解(ぶんかい)​​​​​​​ 手順(てじゅん)​​​​​​​(なら)​​​​​​​びかえる(()​​​​​​​()​​​​​​​わせ)

野菜(やさい)​​​​​​​(あら)​​​​​​​

野菜(やさい)​​​​​​​(いた)​​​​​​​める

白米(はくまい)​​​​​​​(あら)​​​​​​​う、()​​​​​​​

・ルーを()​​​​​​​かす

野菜(やさい)​​​​​​​()​​​​​​​

(かく)​​​​​​​(あじ)​​​​​​​調味料(ちょうみりょう)​​​​​​​(つく)​​​​​​​

(みず)​​​​​​​()​​​​​​​れる

野菜(やさい)​​​​​​​(あら)​​​​​​​

白米(はくまい)​​​​​​​(あら)​​​​​​​

白米(はくまい)​​​​​​​()​​​​​​​

野菜(やさい)​​​​​​​()​​​​​​​

(かく)​​​​​​​(あじ)​​​​​​​調味料(ちょうみりょう)​​​​​​​(つく)​​​​​​​

野菜(やさい)​​​​​​​(いた)​​​​​​​める

(みず)​​​​​​​()​​​​​​​れる

ルーを()​​​​​​​かす

 

このように、手順(てじゅん)​​​​​​​適切(てきせつ)​​​​​​​(じゅん)​​​​​​​(なら)​​​​​​​びかえることで、失敗(しっぱい)​​​​​​​することなくカレーを(つく)​​​​​​​ることができます。プログラミングでもカレー(つく)​​​​​​​りと(おな)​​​​​​​じように、さまざまな要素(ようそ)​​​​​​​情報(じょうほう()​​​​​​​()​​​​​​​わせてつくっています。

 

さらに、よりおいしいカレーを(つく)​​​​​​​るために「この調味料(ちょうみりょう)​​​​​​​はなるべく最後(さいご)​​​​​​​()​​​​​​​れることで()​​​​​​​がさず美味(おい)​​​​​​​しくなる」や効率(こうりつ)​​​​​​​よくするために「固形(こけい)​​​​​​​ルーと調味料(ちょうみりょう)​​​​​​​をいっしょにミキサーで()​​​​​​​ぜてみたらどうだろう?」などを(かんが​​​​​​​えるなど、()​​​​​​​()​​​​​​​わせのなかで「創造性(そうぞうせい)​​​​​​​」や「発想力(はっそうりょく)​​​​​​​」を()​​​​​​​ばすことにもつながります。

 

 

そのほかにも「()​​​​​​​()​​​​​​​わせ」スキルを()​​​​​​​につけることで以下(いか)​​​​​​​のようにさまざまなメリットがあります。

 

 

日常生活(にちじょうせいかつ)​​​​​​​仕事(しごと)​​​​​​​でのメリット(れい)​​​​​​​
メリット

・よりベストな方法(ほうほう()​​​​​​​つけるために試行錯誤(しこうさくご)​​​​​​​ができるようになる

(まった)​​​​​​​(べつ)​​​​​​​のものを()​​​​​​​()​​​​​​​わせて(あたら)​​​​​​​しいアイディアを(かんがえ、(かたち)​​​​​​​にできる

固定概念(こていがいねん)​​​​​​​をとっぱらっていろんな視点(してん)​​​​​​​(かんがえる(ちから)​​​​​​​()​​​​​​​につく

物事(ものごと)​​​​​​​()​​​​​​​()​​​​​​​てて(かんがえることができる

創造性(そうぞうせい)​​​​​​​発想力(はっそうりょく)​​​​​​​()​​​​​​​ばすことができる

 

 

 

 

 

2−4.大事(だいじ)​​​​​​​なポイントだけにしぼって問題(もんだい)​​​​​​​をシンプルにする(抽象化(ちゅうしょうか)​​​​​​​

 

4つ()​​​​​​​の「抽象化(ちゅうしょうか)​​​​​​​」とは、手順(てじゅん)​​​​​​​などを単純化(たんじゅんか)​​​​​​​(シンプル)にして重要(じゅうよう)​​​​​​​なところだけを考えるスキルのことで、問題(もんだい)​​​​​​​要点(ようてん)​​​​​​​()​​​​​​​つけだすことができるといったメリットがあります。

 

 

 

参考(さんこう)​​​​​​​:カレー(づく)​​​​​​​りの手順(てじゅん)​​​​​​​をもっとシンプルに(かんがえる

 

 

カレー作りの手順をもっとシンプルに考える

 

 

カレー(づく)​​​​​​​りにはさまざまな作業(さぎょう手順(てじゅん)​​​​​​​があります。テーブルに()​​​​​​​すまでの(ながれをもっと(おお)​​​​​​​まかにわけると3つの作業(さぎょうになります。

 

 

 

(1)食材(しょくざい)​​​​​​​準備(じゅんび)​​​​​​​

野菜(やさい)​​​​​​​(じゃがいも・にんじん・(たま)​​​​​​​ねぎ)・お(にく)​​​​​​​牛肉(ぎゅうにく)​​​​​​​)・ルー・そのほか調味料(ちょうみりょう)​​​​​​​

 

 

(2)調理(ちょうり)​​​​​​​する

(なべ)​​​​​​​(あぶら)​​​​​​​(ねっ)​​​​​​​し、(たま)​​​​​​​ねぎを(いた)​​​​​​​める。

 

野菜(やさい)​​​​​​​(にく)​​​​​​​(くわ)​​​​​​​えて(いた)​​​​​​​め、調味料(ちょうみりょう)​​​​​​​()​​​​​​​れる

 

(みず)​​​​​​​(くわ)​​​​​​​えたあと、カレールーを()​​​​​​​かしながら煮込(にこ)​​​​​​​む。

 

 

(3)()​​​​​​​()​​​​​​​

 

(さら)​​​​​​​のうえに白米(はくまい)​​​​​​​とルーをかける。

 

 

 

こまかい手順(てじゅん)​​​​​​​材料(ざいりょう)​​​​​​​調味料(ちょうみりょう)​​​​​​​(りょう)​​​​​​​などが省略(しょうりゃく)​​​​​​​され、カレー(づく)​​​​​​​りがよりシンプルでわかりやすくなりますよね。このように、物事(ものごと)​​​​​​​単純(たんじゅん)​​​​​​​(シンプル)にして重要(じゅうようなところのみだけにすることを「抽象化(ちゅうしょうか)​​​​​​​」といいます。

 

 

そのほかにも「抽象化(ちゅうしょうか)​​​​​​​」スキルを()​​​​​​​につけることで以下(いか)​​​​​​​のようにさまざまなメリットがあります。

 

 

日常生活(にちじょうせいかつ)​​​​​​​仕事(しごと)​​​​​​​でのメリット(れい)​​​​​​​
メリット

情報(じょうほう)​​​​​​​をシンプルにすることで大事(だいじ)​​​​​​​なポイントをつかむのが得意(とくい)​​​​​​​になる

物事(ものごと)​​​​​​​整理(せいり)​​​​​​​がしやすくなり重要度(じゅうようど)​​​​​​​見極(みきわ)​​​​​​​めることができる

問題解決能力(もんだいかいけつのうりょく)​​​​​​​アップ

・チームでのコミュニケーションに(やく)​​​​​​​()​​​​​​​

 

 

 

 

 

2−5.(あたま)​​​​​​​のなかでシミュレーションする

 

5つ()​​​​​​​のシミュレーションとは、(あたま)​​​​​​​のなかで物事(ものごと)​​​​​​​(なが)​​​​​​​れを再現(さいげん)​​​​​​​仮説(かせつ)​​​​​​​をする)して(かんが)​​​​​​​えるスキルのことで、全体(ぜんたい)​​​​​​​(なが)​​​​​​​れを把握(はあく)​​​​​​​できるほか、理解力(りかいりょく)​​​​​​​のアップや予測(よそく)​​​​​​​する(ちから)​​​​​​​()​​​​​​​につけることができるメリットがあります。

 

 

参考(さんこう)​​​​​​​:カレー(づく)​​​​​​​りを(あたま)​​​​​​​のなかで再現(さいげん)​​​​​​​する

 

 

カレー作りを頭の中で再現する

 

 

分解(ぶんかい」「()​​​​​​​()​​​​​​​わせ」で、カレーを(つく)​​​​​​​るための手順(てじゅん)​​​​​​​(あら)​​​​​​​()​​​​​​​しと(なら)​​​​​​​びかえをしました。そのあといきなり料理(りょうり)​​​​​​​(はじ)​​​​​​​めるのではなく(あたま)​​​​​​​のなかで作業(さぎょう(ながれを再現(さいげん)​​​​​​​すると(おも)​​​​​​​います。このことを「シミュレーション」といいます。

 

シミュレーションをしていると、「見落(みお)​​​​​​​としていた食材(しょくざい)​​​​​​​手順(てじゅん)​​​​​​​()​​​​​​​つかった」「料理(りょうり)​​​​​​​使(つか器具(きぐ)​​​​​​​調味料(ちょうみりょう)​​​​​​​()​​​​​​​()​​​​​​​しやすい場所(ばしょ)​​​​​​​用意(ようい)​​​​​​​しておこう」「この手順(てじゅん)​​​​​​​だと包丁(ほうちょう)​​​​​​​手前(てまえ)​​​​​​​にあってあぶない」などさまざまな()​​​​​​​づきが()​​​​​​​えてきます。このように、さまざまな仮説(かせつ)​​​​​​​()​​​​​​​ちながら(かんがえることで理解力(りかいりょく)​​​​​​​予測(よそく)​​​​​​​する(ちから)​​​​​​​()​​​​​​​につけることができます。

 

そのほかにも「シミュレーション」スキルを()​​​​​​​につけることで以下(いか)​​​​​​​のようにさまざまなメリットがあります。

 

 

日常生活(にちじょうせいかつ)​​​​​​​仕事(しごと)​​​​​​​でのメリット(れい)​​​​​​​
メリット

全体(ぜんたい)​​​​​​​(ながれを把握(はあく)​​​​​​​できるようになり理解(りかい)​​​​​​​スピードが(はや)​​​​​​​くなる

本当(ほんとう)​​​​​​​にその手順(てじゅん)​​​​​​​があっているのか客観的(きゃっかんてき)​​​​​​​(かんがえることができる

試行錯誤(しこうさくご)​​​​​​​しながら(すす)​​​​​​​めるので効率(こうりつ)​​​​​​​よく作業(さぎょうができる

予測(よそく)​​​​​​​していたこととちがうことが()​​​​​​​きてもすばやく修正(しゅうせい)​​​​​​​できる

 

 

以上(いじょう)​​​​​​​がプログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につく5つのスキルの紹介(しょうかい)​​​​​​​でした。

 

 

 

 

 

3.プログラミング的思考(てきしこう)はなぜ必要(ひつよう)​​​​​​​?その理由(りゆう)​​​​​​​とは?

 

では、なぜ「プログラミング的思考(てきしこう)」が必要(ひつよう)​​​​​​​といわれているのでしょうか?その背景(はいけい)​​​​​​​理由(りゆう)​​​​​​​(おお)​​​​​​​きく2つあります。

 

 

 

  1. ネットやITが急成長(きゅうせいちょう)​​​​​​​しているなかで、今後仕事(こんごしごと)​​​​​​​(おお)​​​​​​​くが自動化(じどうか)​​​​​​​されている
  2. 日常生活(にちじょうせいかつ)​​​​​​​中心(ちゅうしん)​​​​​​​になりつつあるITツールやテクノロジーを使(つか機会(きかい)​​​​​​​()​​​​​​​えている

 

 

(つぎ)​​​​​​​でくわしく解説(かいせつ)​​​​​​​します。

 

 

 

 

3−1.ネットやITの成長(せいちょう)​​​​​​​により「自動化(じどうか)​​​​​​​」が(すす)​​​​​​​んでいる

AIやIoT・スマートホームなど、ネットやITが急成長(きゅうせいちょう)​​​​​​​しているなかで、(おおくの仕事(しごと)​​​​​​​が「自動化(じどうか)​​​​​​​」されています。そして将来(しょうらい)​​​​​​​、そこで(はたら)​​​​​​​(ひと)​​​​​​​仕事(しごと)​​​​​​​がなくなってしまう、またはまだ存在(そんざい)​​​​​​​していない(あたら)​​​​​​​しい職業(しょくぎょう)​​​​​​​登場(とうじょう)​​​​​​​するといった予測(よそく)​​​​​​​がされているのを知っていますか?

 

自動化(じどうか)​​​​​​​(すす)​​​​​​​むと、業界(ぎょうかい)​​​​​​​職種(しょくしゅ)​​​​​​​()​​​​​​​わず、情報技術(じょうほうぎじゅつ)​​​​​​​活用(かつよう)​​​​​​​して問題(もんだい)​​​​​​​解決(かいけつ)​​​​​​​するスキルや効率(こうりつ)​​​​​​​よく作業(さぎょうできる(ひと)​​​​​​​(もと)​​​​​​​められるようになります。プログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につけると、論理的(ろんりてき)​​​​​​​(かんがえる(ちから)​​​​​​​問題解決能力(もんだいかいけつのうりょく)​​​​​​​(たか)​​​​​​​くなり、自分(じぶん)​​​​​​​情報(じょうほうをうまく活用(かつよう)​​​​​​​して効率(こうりつ)​​​​​​​よく作業(さぎょうができるようになるので、将来(しょうらい)​​​​​​​職業(しょくぎょう)​​​​​​​チャンスを(ひろ)​​​​​​​げることにつながります。

 

(どもが大人(おとな)​​​​​​​になったときに自信(じしん)​​​​​​​をもって(はたら)​​​​​​​けるようにするためにも、(いまからプログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につけておく必要(ひつよう)​​​​​​​があります。

 

 

 

 

3−2.ITツールを使(つか)​​​​​​​機会(きかい)​​​​​​​()​​​​​​​えている

 

仕事(しごと)​​​​​​​学校(がっこう)​​​​​​​では、ExcelやPowerPointなどのツールをつかった(ひょう)​​​​​​​資料(しりょう)​​​​​​​作成(さくせい)​​​​​​​、メールアプリやチャットなどさまざまなツールを使(つか)​​​​​​​います。これらのツールを使(つかいこなすうえでプログラミング的思考(てきしこう)はとても(やく)​​​​​​​()​​​​​​​ちます。

 

(たと)​​​​​​​えば、ChatGPTを上手(うま)​​​​​​​活用(かつよう)​​​​​​​したいけれど「期待通(きたいどお)​​​​​​​りの回答(かいとう)​​​​​​​​​​​​​​をしてくれない」といったとき、質問内容(しつもんないよう)​​​​​​​をより具体的(ぐたいてき)​​​​​​​にこまかくわけてみることや、ChatGPTの仕組(しくみ)​​​​​​​みやどんな反応(はんのう)​​​​​​​があるのかを理解(りかい)​​​​​​​して回答(かいとう)​​​​​​​ルールや手順(てじゅん)​​​​​​​指定(してい)​​​​​​​してあげることで、より(まと)​​​​​​​()​​​​​​​回答(かいとう)​​​​​​​効率的(こうりつてき)​​​​​​​()​​​​​​​つけることができます。このようにツールを最大限(さいだいげん)​​​​​​​活用(かつよう)​​​​​​​するためにもプログラミング的思考(てきしこう)必要(ひつよう)​​​​​​​なスキルです。

 

 

 

 

4.小学生(しょうがくせい)​​​​​​​やこどもがプログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につける4つのメリット

プログラミング的思考(てきしこう)小学生(しょうがくせい)​​​​​​​といった(どものころから()​​​​​​​​​​​​​​につけておくと将来的(しょうらいてき)​​​​​​​(やく)​​​​​​​()​​​​​​​つなどたくさんメリットがあります。ここからはプログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につけることのメリットを4つ紹介(しょうかい)​​​​​​​します。

 

 

4−1.日常生活(にちじょうせいかつ)​​​​​​​でかしこく()​​​​​​​ごす(すべ)​​​​​​​()​​​​​​​につく

3.プログラミング的思考(てきしこう)はなぜ必要(ひつよう)​​​​​​​?その理由(りゆう)​​​​​​​とは?」でも説明(せつめい)​​​​​​​したように、さまざまな場面(ばめん)​​​​​​​でコンピュータやITが使(つか)​​​​​​​われていて使(つか)​​​​​​​いこなすためにプログラミング的思考(てきしこう)必要(ひつよう)​​​​​​​です。そのほかにも、以下(いか)​​​​​​​のような普段(ふだん)​​​​​​​日常生活(にちじょうせいかつ)​​​​​​​のなかでもとても(やく)​​​​​​​()​​​​​​​ちます。

 

  • スケジュールを(かんがえる((れい)​​​​​​​夏休(なつやす)​​​​​​​みの宿題(しゅくだい)​​​​​​​(あそ)​​​​​​​びの計画(けいかく)​​​​​​​()​​​​​​​てる
  • ()​​​​​​​(もの)​​​​​​​をする((れい)​​​​​​​()​​​​​​​(もの)​​​​​​​リストを作成(さくせい)​​​​​​​して効率(こうりつ)​​​​​​​のいいルートでお(みせ)​​​​​​​をまわっていく
  • 家計簿(かけいぼ)​​​​​​​をつける((れい)​​​​​​​毎月(まいつき)​​​​​​​のお(かね)​​​​​​​記録(きろく)​​​​​​​してどこに支出(ししゅつ)​​​​​​​があったのかを分析(ぶんせき)​​​​​​​する
  • 旅行(りょこう)​​​​​​​計画(けいかく)​​​​​​​(かんがえる((れい)​​​​​​​)どこにいくのか、(なに)​​​​​​​をするのか、そのために必要(ひつよう)​​​​​​​手配(てはい)​​​​​​​をする
  • 健康(けんこう)​​​​​​​のためのダイエット((れい)​​​​​​​毎日(まいにち)​​​​​​​体重(たいじゅう)​​​​​​​食事(しょくじ)​​​​​​​のデータを(あつめて、調整(ちょうせい)​​​​​​​する

 

このように、プログラミング的思考(てきしこう)問題解決(もんだいかいけつ)​​​​​​​やデータを分析(ぶんせき)​​​​​​​する(ちから)​​​​​​​効率化(こうりつか)​​​​​​​(かんがえる(ちから)​​​​​​​自己管理能力(じこかんりのうりょく)​​​​​​​をあげるなど、(おお)​​​​​​​くのメリットがあります。

 

 

 

 

4−2.多角的(たかくてき)​​​​​​​にものごとを()​​​​​​​れるようになる

 

 

2−3.複数(ふくすう)​​​​​​​(かんがえを()​​​​​​​()​​​​​​​わせる(()​​​​​​​()​​​​​​​わせ)」のメリットに()​​​​​​​いたように、プログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につけることで、自分(じぶん)​​​​​​​(かんがえだけでなく、ちがう(ひと)​​​​​​​立場(たちば)​​​​​​​視点(してん)​​​​​​​に立って物事(ものごと)​​​​​​​()​​​​​​​ることができるようになります。多角的(たかくてき)​​​​​​​()​​​​​​​ることで、問題(もんだい)​​​​​​​解決(かいけつ)​​​​​​​するための方法(ほうほう選択肢(せんたくし)​​​​​​​(ひろ)​​​​​​​げてくれるだけでなく、自分(じぶん)​​​​​​​のなかにある固定観念(こていかんねん)​​​​​​​をなくして柔軟(じゅうなん)​​​​​​​思考(しこう)​​​​​​​ができるなどメリットがあります。

 

 

 

 

4−3.発想力(はっそうりょく)​​​​​​​(きた)​​​​​​​える

 

プログラミング的思考(てきしこう)(きた)​​​​​​​えていくことで、(どもの()​​​​​​​つユニークな(かんが(かた発想(はっそう)​​​​​​​自由(じゆう)​​​​​​​(かたち)​​​​​​​にする(ちから)​​​​​​​()​​​​​​​につけることができます。今後(こんご)​​​​​​​、AIやシステムによって仕事(しごと)​​​​​​​がうばわれる時代(じだい)​​​​​​​()​​​​​​​るといわれているなかで、きていくうえで「発想力はっそうりょく」はとても重要じゅうようなスキルでもあります。

 

 

 

 

4−4.将来的(しょうらいてき)​​​​​​​にさまざまな仕事(しごと)​​​​​​​(やく)​​​​​​​()​​​​​​​

 

 

また、プログラミング的思考(てきしこう)には効率的(こうりつてき)​​​​​​​仕事(しごと)​​​​​​​(すす)​​​​​​​めることができる、問題(もんだい)​​​​​​​解決(かいけつ)​​​​​​​する(ちから)​​​​​​​がつく、状況(じょうきょう)​​​​​​​変化(へんか)​​​​​​​柔軟(じゅうなん)​​​​​​​対応(たいおう)​​​​​​​できるといったメリットがあり、今後(こんご)​​​​​​​どんな仕事(しごと)​​​​​​​でも()​​​​​​​かすことができます。

 

文部科学省(もんぶかがくしょう)​​​​​​​でもこのように()​​​​​​​いています。

 

情報技術(じょうほうぎじゅつ)​​​​​​​効果的(こうかてき)​​​​​​​活用(かつよう)​​​​​​​しながら、論理的(ろんりてき)​​​​​​​創造的(そうぞうてき)​​​​​​​思考(しこう)​​​​​​​課題(かだい)​​​​​​​発見(はっけん)​​​​​​​解決(かいけつ)​​​​​​​していくために、「プログラミング的思考(てきしこう)」が必要(ひつよう)​​​​​​​であり、そうした「プログラミング的思考(てきしこう)」は、将来(しょうらい)​​​​​​​どのような進路(しんろ)​​​​​​​選択(せんたく)​​​​​​​しどのような職業(しょくぎょう)​​​​​​​()​​​​​​​くとしても、普遍的(ふへんてき)​​​​​​​(もと)​​​​​​​められる(ちから)​​​​​​​であるとしています。

 

引用(いんよう)​​​​​​​文部科学省(もんぶかがくしょう)​​​​​​​小学校段階(しょうがっこうだんかい)におけるプログラミング教育(きょういく)()(かた)について(議論(ぎろん)()りまとめ)」より

 

このようにプログラミング的思考(てきしこう)はこれからの社会(しゃかい)​​​​​​​()​​​​​​​()​​​​​​​くうえで必要(ひつよう)​​​​​​​なスキルといえます。

 

 

もちろん、()​​​​​​​どものころからプログラミング的思考(てきしこう)意味(いみ)​​​​​​​(かんが(かた理解(りかい)​​​​​​​して行動(こうどう)​​​​​​​することはなかなか(むずかしいことです。ただ、(はや)​​​​​​​段階(だんかい)​​​​​​​でこういった経験(けいけん)​​​​​​​をたくさんして、自分(じぶん)​​​​​​​思考しこう)​​​​​​​()​​​​​​​()​​​​​​​れて成長(せいちょう)​​​​​​​した(ひと)​​​​​​​と、そうでない(ひと)​​​​​​​では、そのあとの成長速度(せいちょうそくど)​​​​​​​(かんが(かた視点(してん)​​​​​​​もちがってきます。大人(おとな)​​​​​​​になってからプログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につけるには、かなりの時間(じかん)​​​​​​​がかかります。柔軟(じゅうなん)​​​​​​​吸収力(きゅしゅうりょく)​​​​​​​(たか)​​​​​​​い、(どものころから()​​​​​​​につけておくことをおすすめします。

 

 

 

 

5.【親子向(おやこむ)​​​​​​​け】プログラミング的思考(てきしこう)(きた)​​​​​​​える方法(ほうほう実践例(じっせんれい)​​​​​​​(せん)​​​​​​​

プログラミング的思考(てきしこう)(どものころから()​​​​​​​につけておくべきと(つた)​​​​​​​えましたが、どうやって実践(じっせん)​​​​​​​すればいいのか(なや)​​​​​​​みますよね。ここからは、親子(おやこ)​​​​​​​でいっしょにプログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につけることができる方法(ほうほうを6つ紹介(しょうかい)​​​​​​​します。

 

 

 

5−1.(いえ)​​​​​​​でお手伝(てつだ)​​​​​​​いをしてもらう(料理(りょうり)​​​​​​​()​​​​​​​(もの)​​​​​​​洗濯(せんたく)​​​​​​​

 

プログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につけさせるには、(いえ)​​​​​​​での「お手伝(てつだ)​​​​​​​い」があります。(とく)​​​​​​​に、料理(りょうり)​​​​​​​()​​​​​​​(もの)​​​​​​​洗濯(せんたく)​​​​​​​といった(いえ)​​​​​​​のお手伝(てつだ)​​​​​​​いは身近(みじか)​​​​​​​にできる方法(ほうほう)​​​​​​​習慣(しゅうかん)​​​​​​​づけやすいためオススメです。

 

 

 

 

(1)実践例(じっせんれい)​​​​​​​1:料理編(りょうりへん)​​​​​​​

 

(うち)​​​​​​​でできる実践例(じっせんれい)​​​​​​​、1つ()​​​​​​​料理(りょうり)​​​​​​​では、食材(しょくざい)​​​​​​​の準備から料理(りょうり)​​​​​​​をするとろこまですべてにおいてプログラミング的思考(てきしこう)使(つか機会(きかい)​​​​​​​があります。今回(こんかい)​​​​​​​は、カレー(づく)​​​​​​​)​​​​​​​りを(れい)​​​​​​​紹介(しょうかい)​​​​​​​します。

 

 

カレーを(つく)​​​​​​​
実践例(じっせんれい)​​​​​​​

 

●カレーの食材(しょくざい)​​​​​​​調味料(ちょうみりょう)​​​​​​​をメモに()​​​​​​​()​​​​​​​す(分解(ぶんかい

 

 

手順(てじゅん)​​​​​​​(かんが​​​​​​​えて適切(てきせつ)​​​​​​​(じゅん)​​​​​​​(なら)​​​​​​​びかえる(()​​​​​​​()​​​​​​​わせ)

(あら)​​​​​​​う、()​​​​​​​る、()​​​​​​​くなど食材(しょくざい)​​​​​​​ごとに(なに)​​​​​​​をしないといけないのか手順(てじゅん)​​​​​​​(かんがえる。

 

 

手順(てじゅん)​​​​​​​をイメージする(シミュレーション)

本当(ほんとう)​​​​​​​にその手順(てじゅん)​​​​​​​大丈夫(だいじょうぶ)​​​​​​​(かんが)​​​​​​​える。

 

 

(かんがえた手順通(てじゅんどお)​​​​​​​りに料理(りょうり)​​​​​​​をして()​​​​​​​りつける(実行(じっこう)​​​​​​​

 

 

●できがった料理(りょうり)​​​​​​​手順(てじゅん)​​​​​​​をレシピにまとめる(一般化(いっぱんか)​​​​​​​抽象化(ちゅうしょうか)​​​​​​​

レシピとして手順(てじゅん)​​​​​​​整理(せいり)​​​​​​​して(だれ)​​​​​​​でもわかりやすくするために大切(たいせつ)​​​​​​​部分(ぶぶん)​​​​​​​だけにしぼって()​​​​​​​

 

 

 

 

 

(2)実践例(じっせんれい)​​​​​​​2:お()​​​​​​​(もの)​​​​​​​(へん)​​​​​​​

 

()​​​​​​​(もの)​​​​​​​でもプログラミング的思考(てきしこう)実践練習(じっせんれんしゅう)​​​​​​​ができます。今回(こんかい)​​​​​​​はカレーの食材(しょくざい)​​​​​​​文房具(ぶんぼうぐ)​​​​​​​(ノートとペン)を()​​​​​​​いにいく(れい)​​​​​​​紹介(しょうかい)​​​​​​​します。

 

 

カレーの食材(しょくざい)​​​​​​​文房具(ぶんぼうぐ)​​​​​​​(ノートとペン)のお()​​​​​​​(もの)​​​​​​​
実践例(じっせんれい)​​​​​​​

 

()​​​​​​​うものを(おも)​​​​​​​いだしてメモに()​​​​​​​く(分解(ぶんかい

(れい)​​​​​​​)にんじんん・じゃがいも・ペン・ノート

 

 

(うものをカテゴリごとにわけて整理(せいり)​​​​​​​する(抽象化(ちゅうしょうか)​​​​​​​

(れい)​​​​​​​) にんじん・じゃがいも → 野菜(やさい)​​​​​​​食料品売(しょくりょうひんう)​​​​​​​()​​​​​​​) ペン・ノート → 文房具(ぶんぼうぐ)​​​​​​​文具(ぶんぐ)​​​​​​​コーナー)

 

 

●お()​​​​​​​(もの)​​​​​​​リストにまとめる(一般化(いっぱんか)​​​​​​​

(れい)​​​​​​​食料品売(しょくりょうひんう)​​​​​​​()​​​​​​​野菜(やさい)​​​​​​​を、 文具(ぶんぐ)​​​​​​​コーナーで文房具(ぶんぼうぐ)​​​​​​​()​​​​​​​

 

 

()​​​​​​​(もの)​​​​​​​ルートを(かんがえる(()​​​​​​​()​​​​​​​わせ・シミュレーション)

(れい)​​​​​​​野菜(やさいはくさると困るから、先に文房具(ぶんぼうぐ)​​​​​​​()​​​​​​​ったあと食料品売(しょくりょうひんう)​​​​​​​()​​​​​​​野菜(やさい)​​​​​​​()​​​​​​​おう

 

 

(かんがえたルート(とお)​​​​​​​りに()​​​​​​​(もの)​​​​​​​へ行く(実行)

 

 

()​​​​​​​(わす)​​​​​​​れがないか確認(かくにん)​​​​​​​する

 

 

 

 

 

(3)実践例(じっせんれい)​​​​​​​3:洗濯編(せんたくへん)​​​​​​​

 

(つぎ)​​​​​​​に、洗濯(せんたくのお手伝(てつだ)​​​​​​​いをするときでの実践例(じっせんれい)​​​​​​​紹介(しょうかい)​​​​​​​します。

 

 

洗濯(せんたくのお手伝(てつだ)​​​​​​​
実践例(じっせんれい)​​​​​​​

 

(なに)​​​​​​​洗濯(せんたくするのか(かんがえる(分解(ぶんかい

(れい)​​​​​​​(みじか)​​​​​​​いくつした・(なが)​​​​​​​いくつした・Tシャツ・Yシャツ・ズボン2枚・ドレス

 

 

●まとめていっしょに洗濯(せんたくできるものを探す(抽象化(ちゅうしょうか)​​​​​​​

(れい)​​​​​​​

(みじか)​​​​​​​いくつした・(なが)​​​​​​​いくつした → くつした

Tシャツ・Yシャツ → シャツ

ドレス→ ドレス

 

 

洗濯(せんたくから()​​​​​​​すまでの(ながれをイメージする(()​​​​​​​()​​​​​​​わせ・シミュレーション)

(れい)​​​​​​​) なるべく時間(じかん)​​​​​​​のかかるハンガーにかける(ふく)​​​​​​​(さき)​​​​​​​()​​​​​​​すようにしよう。

 

 

洗濯(せんたくする(実行(じっこう)​​​​​​​

 

 

洗濯(せんたく​​​​​​​した(ふく)​​​​​​​()​​​​​​​す(()​​​​​​​()​​​​​​​わせ・抽象化(ちゅうしょうか)​​​​​​​

(れい)​​​​​​​

・ハンガーにかける(ふく)​​​​​​​から()​​​​​​​

・パラソルハンガーをつかうくつしたは最後(さいご)​​​​​​​にする

・なかなか(かわ)​​​​​​​きにくい(ふく)​​​​​​​から()​​​​​​​

 

 

 

 

以上が(いえ)​​​​​​​でできる3つの実践例(じっせんれい)​​​​​​​でした。

 

 

まとめると、日頃(ひごろ)​​​​​​​から目的(もくてき)​​​​​​​()​​​​​​​かって手順(てじゅん)​​​​​​​(かんがえるクセをつけていけば、自然(しぜん)​​​​​​​とプログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につけていくことができます。何度(なんど)​​​​​​​()​​​​​​​(かえ)​​​​​​​していくことで、「これはこういうことなのか」と構造(こうぞう)​​​​​​​(ながれを理解(りかい)​​​​​​​できるようになります。あきらめずにトライをしましょう。

 

また、大人(おとな)​​​​​​​とくらべて()​​​​​​​どもはまだ1つ1つの作業(さぎょう​​​​​​​をはやく理解(りかい)​​​​​​​処理(しょり)​​​​​​​することができません。保護者(ほごしゃ)​​​​​​​(かた)​​​​​​​はなるべく()​​​​​​​どものペースにあわせて見守(みまも)​​​​​​​ってあげることを(わす)​​​​​​​れないようにしましょう。

 

 

 

 

5−2.カードゲーム・ボードゲーム

 

プログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につける方法(ほうほうとして、ボードゲームやプログラミングトイといったものがあります。ゲームで()​​​​​​​つためには(かなら)​​​​​​​相手(あいて)​​​​​​​攻撃(こうげき)​​​​​​​分析(ぶんせき)​​​​​​​し、どういった手順(てじゅん)​​​​​​​(たたか)​​​​​​​うといいのか戦術(せんじゅつ)​​​​​​​改善方法(かいぜんほうほう)​​​​​​​(かんが)​​​​​​​えるなど、(あそ)​​​​​​​びのなかでプログラミング的思考(てきしこう)​​​​​​​()​​​​​​​につけていくことができます。おすすめのカードゲームやボードゲームは「6−3.おもちゃやボードゲーム」で紹介(しょうかい)​​​​​​​しています。

 

 

 

 

5−3.パソコンやタブレットで(あそ)​​​​​​​べるアプリ・ゲーム・おもちゃ

 

パソコンやタブレット()​​​​​​​けゲーム・アプリなど(あそ)​​​​​​​びのなかでプログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につけることができます。

 

ゲームのお(だい)​​​​​​​やミッションを解決(かいけつ)​​​​​​​・クリアするために、お(だい)​​​​​​​のなかにある1つ1つの問題(もんだい)​​​​​​​をわけて「(かんが)​​​​​​​える」、実際(じっさい)​​​​​​​に「トライ(実行(じっこう)​​​​​​​)する」、失敗(しっぱい)​​​​​​​したら「()​​​​​​​(かえ)​​​​​​​る」、「再度別(さいどべつ)​​​​​​​方法(ほうほう)​​​​​​​設定(せってい)​​​​​​​()​​​​​​​えてトライする」「さらにもっと効率(こうりつ)​​​​​​​よくクリアができないか(かんがえる」を()​​​​​​​(かえ)​​​​​​​していくことでプログラミング的思考(てきしこう)​​​​​​​自然(しぜん)​​​​​​​()​​​​​​​につけることができます。

 

おすすめのパソコンやタブレットゲームの紹介(しょうかい)​​​​​​​は、「6−1.ゲーム(マイクラ・Hour of Code)」をご(らん)​​​​​​​ください。

 

 

 

 

5−4.プログラミング的思考(てきしこう)をたのしく(まなべる動画(どうが)​​​​​​​

プログラミング的思考(てきしこう)とは(なに)​​​​​​​なのか、(むずか)​​​​​​​しい言葉(ことば)​​​​​​​使(つか)​​​​​​​わず簡単(かんたん)​​​​​​​でたのしく(まなべる方法(ほうほう(さが)​​​​​​​している(ひと)​​​​​​​には、()​​​​​​​ども()​​​​​​​けに提供(ていきょう)​​​​​​​しているプログラミング的思考(てきしこう)​​​​​​​(まな)​​​​​​​べる教材動画(きょうざいどうが)​​​​​​​がおすすめです。オンラインやアプリで()​​​​​​​れるためインターネットさえつなげればすぐに(まな​​​​​​​ぶことができます。

 

 

くわしい教材動画(きょうざいどうが)​​​​​​​紹介(しょうかい)​​​​​​​は「6−4.動画(どうが)​​​​​​​(NHK テキシコー・バンダイ公式(こうしき)​​​​​​​チャンネル)」をご(らん)​​​​​​​ください。

 

 

 

 

5−5.講座(こうざ)​​​​​​​研修(けんしゅう)​​​​​​​・セミナーやスクール

 

プログラミングスクールや個人(こじん)​​​​​​​でプログラミング的思考(てきしこう)(まなべる講座(こうざ)​​​​​​​研修(けんしゅう)​​​​​​​・セミナーイベントが開催(かいさい)​​​​​​​されています。「プログラミング的思考(てきしこう)についてイマイチよくわからない!」「やり(かたがわからず(だれ)​​​​​​​かに(おし)​​​​​​​えてほしい」といった(ひと)​​​​​​​は、講座(こうざ)​​​​​​​研修(けんしゅう)​​​​​​​・セミナー・スクールの先生(せんせい)​​​​​​​などの専門的(せんもんてき)​​​​​​​知識(ちしき)​​​​​​​()​​​​​​​った(ひと)​​​​​​​(おし)​​​​​​​えてもらうことも1つの方法(ほうほう)​​​​​​​です。

 

 

 

 

5−6.運動(うんどう)​​​​​​​やスポーツ

 

プログラミング的思考(てきしこう)は、運動(うんどう)​​​​​​​やスポーツを(とお)​​​​​​​して()​​​​​​​につけることもできます。スポーツのなかでも、(とく)​​​​​​​にバスケットボールやサッカーなどのチームスポーツは相手(あいて)​​​​​​​()​​​​​​​つために戦術(せんじゅつ)​​​​​​​(かんが)​​​​​​​えたり、相手(あいて)​​​​​​​のプレイの分析(ぶんせき)​​​​​​​をしたり、効果的(こうかてき)​​​​​​​練習(れんしゅう)​​​​​​​メニューを(かんが)​​​​​​​えるなどプログラミング的思考(てきしこう)​​​​​​​(おな)​​​​​​​じような(かんが)​​​​​​​えが必要(ひつよう)​​​​​​​になるためおすすめです。

 

チームスポーツの(れい)​​​​​​​
  • サッカー
  • バスケットボール
  • バレーボール
  • 野球(やきゅう)​​​​​​​ など

 

 

以上(いじょう)​​​​​​​がプログラミング的思考(てきしこう)(きた)​​​​​​​(かた紹介(しょうかい)​​​​​​​でした。

 

このように()​​​​​​​てみると、普段(ふだん)​​​​​​​日常生活(にちじょうせいかつ)​​​​​​​のなかで何気(なにげ)​​​​​​​なく(おこな)​​​​​​​っている(こと)​​​​​​​が、(じつ)​​​​​​​は「プログラミング的思考(てきしこう)」と(ふか)​​​​​​​(かか)​​​​​​​わっています。そのため、この段落(だんらく)​​​​​​​紹介(しょうかい)​​​​​​​したような6つの方法(ほうほうをはじめ、日常生活(にちじょうせいかつ)​​​​​​​のなかで(おこな)​​​​​​​(こと)​​​​​​​を、ただ(たの)​​​​​​​しむだけでなく、そこに「プログラミング的思考(てきしこう)」を意識(いしき)​​​​​​​しながら()​​​​​​​()​​​​​​​むことで、もっとちがった視点(してん)​​​​​​​(かんが​​​​​​​(かた()​​​​​​​まれ、そして日常生活(にちじょうせいかつ)​​​​​​​()​​​​​​​(かえ)​​​​​​​実践(じっせん)​​​​​​​していくことで、自然(しぜん)​​​​​​​にプログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​についてくると(おも)​​​​​​​います。

 

 

 

 

6.プログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につくゲーム・アプリ・おもちゃ&動画紹介(どうがしょうかい)​​​​​​​

 

前述(ぜんじゅつ)​​​​​​​した(とお)​​​​​​​り、プログラミング的思考(てきしこう)は、ゲーム・アプリ・おもちゃや動画(どうが)​​​​​​​などでたのしく()​​​​​​​につけることができます。ここからは、ゲーム・アプリ・おもちゃ・動画(どうが)​​​​​​​の4つにわけて紹介(しょうかい)​​​​​​​します。

 

 

 

 

6−1.ゲーム(マイクラ・Hour of Code)

まずはパソコンやタブレットなどをつかってプログラミング的思考(てきしこう)(まなべるゲームを紹介(しょうかい)​​​​​​​します。

 

 

 

(1)マイクラ(Minecraft)

 

マイクラ(Minecraft)

 

マインクラフト(Minecraft)は、さまざまな種類(しゅるい)​​​​​​​のブロックを()​​​​​​​()​​​​​​​わせて自由(じゆう)​​​​​​​建物(たてもの)​​​​​​​構造物(こうぞうぶつ)​​​​​​​(しま)​​​​​​​などをつく)​​​​​​​れるので、論理的思考力(ろんりてきしこうりょく)​​​​​​​計画性(けいかくせい)​​​​​​​、やり抜く(ちから)​​​​​​​問題解決力(もんだいかいけつりょく)​​​​​​​)や発想力(はっそうりょく)​​​​​​​などを(きた)​​​​​​​えることができます。

 

 

  • ・URL:https://www.minecraft.net/ja-jp
  • 料金(りょうきん)​​​​​​​有料(ゆうりょう)​​​​​​​無料版(むりょうばん)​​​​​​​もあり)

 

 

 

 

(2)アワーオブコード(Hour of Code)

 

アワーオブコード(Hour of Code)

 

4(さい)​​​​​​​から高校生(こうこうせい)​​​​​​​までの()​​​​​​​ども()​​​​​​​けに無料(むりょうでプログラミング学習(がくしゅう)​​​​​​​()​​​​​​​けることができる、パソコン・タブレット(よう)​​​​​​​のゲームサイトです。運営会社(うんえいがいしゃ)​​​​​​​海外(かいがい)​​​​​​​ですが、日本語対応(にほんごたいおう)​​​​​​​しているので安心(あんしん)​​​​​​​して(あそ)​​​​​​​べます。

 

 

 

 

 

 

6−2.アプリ

 

Scratch(スクラッチ)

 

Scratch(スクラッチ)とは、無料(むりょう(あそ)​​​​​​​べるプログラミングゲームサイトです。ビジュアルプログラミング言語(げんご)​​​​​​​とよばれるブロックを()​​​​​​​()​​​​​​​わせてプログラムを作成(さくせい)​​​​​​​します。ゲームで(あそ)​​​​​​​ぶだけでなく自分(じぶん)​​​​​​​(つく)​​​​​​​れるので、プログラミングの基礎(きそ)​​​​​​​(まなびながらプログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につけることができます。最近(さいきん)​​​​​​​では学校(がっこう)​​​​​​​授業(じゅぎょう)​​​​​​​やプログラミングおもちゃにスクラッチが採用(さいよう)​​​​​​​されています。

 

 

 

 

 

6−3.おもちゃやボードゲーム

 

最近(さいきん)​​​​​​​では、プログラミングトイ(おもちゃ)やボードゲームといったプログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につけることができるおもちゃが()​​​​​​​えています。

 

 

(1)おもちゃ

おもちゃのタイプはたくさんありますが、(した)​​​​​​​のようなおもちゃタイプはプログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につけるにはぴったりです。

 

おすすめのおもちゃタイプ
  • ()​​​​​​​()​​​​​​​わせを(かんがえるおもちゃ:ブロック(けい)​​​​​​​・パズル(けい)​​​​​​​おもちゃ
  • 手順(てじゅん)​​​​​​​をみてシミュレーションができるおもちゃ:ロボット工作(こうさく)​​​​​​​
  • 自分(じぶん)​​​​​​​道筋(みちすじ)​​​​​​​をたてて試行錯誤(しこうさくご)​​​​​​​するおもちゃ:コーディングブロックを使(つか)​​​​​​​ったロボットおもちゃ

 

 

 

この記事を書いた著者「沢本 舞(さわもと まい)」のワンポイント解説!
沢本舞

関連記事(かんれんきじ)​​​​​​​

そのほか、プログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につけることができるおすすめのおもちゃについては以下(いか)​​​​​​​記事(きじ)​​​​​​​紹介(しょうかい)​​​​​​​しています。

 

プログラミングおもちゃ人気(にんき)​​​​​​​おすすめ!年代別(ねんだいべつ)​​​​​​​(えら)​​​​​​​(かた)​​​​​​​をご紹介(しょうかい)​​​​​​​【2023(ねん)​​​​​​​

 

 

 

 

(2)ボードゲーム

 

将棋(しょうぎ)​​​​​​​・チェス・オセロといったボードゲームもおすすめです。ボードゲームで相手(あいて)​​​​​​​()​​​​​​​つためには、自分(じぶん)​​​​​​​推測(すいそく)​​​​​​​推理(すいり)​​​​​​​をして、戦略(せんりゃく)​​​​​​​をたてて、実行(じっこう)​​​​​​​するといったプログラミングと(おな)​​​​​​​じような手順(てじゅん)​​​​​​​必要(ひつよう)​​​​​​​です。ほかにも、ゲームクリアのためにシミュレーションや逆算(ぎゃくさん)​​​​​​​する(ちから)​​​​​​​()​​​​​​​けたときにどうして()​​​​​​​けたのか()​​​​​​​(かえ)​​​​​​​(ちから)​​​​​​​()​​​​​​​につけることができます。また(おお)​​​​​​​くのボードゲームは1()​​​​​​​ではなく(だれ)​​​​​​​かと(たたか)​​​​​​​います(またはチームとなっていっしょに(たたか)​​​​​​​う)。プログラミング的思考(てきしこう)だけでなく、状況(じょうきょう)​​​​​​​をすばやく理解(りかい)​​​​​​​するといったコミュニケーションスキルも()​​​​​​​につけることができます。

 

 

 

 

6−4.動画(どうが)​​​​​​​(NHK テキシコー・バンダイ公式(こうしき)​​​​​​​チャンネル)

YouTubeなどの動画(どうが)​​​​​​​でプログラミング的思考(てきしこう)(まなぶことができます。今回(こんかい)​​​​​​​は、(おと)​​​​​​​とアニメーションを使(つか)​​​​​​​​​​​​​​って紹介(しょうかい)​​​​​​​している動画(どうが)​​​​​​​やプログラミングスクールの(ひと)​​​​​​​(おし)​​​​​​​える教材動画(きょうざいどうが)​​​​​​​の2つを紹介(しょうかい)​​​​​​​します。

 

 

 

 

(1)NHK テキシコー

 

NHK テキシコー

「テキシコー」とは、NHKが放送(ほうそう)​​​​​​​配信(はいしん)​​​​​​​している小学3年生(ねんせい高校生(こうこうせい)​​​​​​​対象(たいしょう)​​​​​​​にしたプログラミング教育番組(きょういくばんぐみ)​​​​​​​です。おもわず口ずさむような音楽(おんがく)​​​​​​​印象的(いんしょうてき)​​​​​​​でプログラミング的思考(てきしこう)をよりわかりやすくまとめた、10(ぷん)​​​​​​​ほどのアニメーション動画(どうが)​​​​​​​です。

 

 

 

 

 

 

(2)バンダイ公式(こうしき)​​​​​​​チャンネル(Youtube)

 

 

 

「バンダイ公式(こうしき)​​​​​​​チャンネル」Youtubeアカウントでは、プログラミング的思考(てきしこう)についての紹介動画(しょうかいどうが)​​​​​​​が4(ほん)​​​​​​​アップされています。動画内(どうがない)​​​​​​​では、日常生活(にちじょうせいかつ)​​​​​​​にある身近(みじか)​​​​​​​なものを(れい)​​​​​​​にプログラミング的思考(てきしこう)紹介(しょうかい)​​​​​​​しているのでイメージもしやすいです。

 

 

以上がプログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​につくゲーム・アプリ・おもちゃ&動画紹介(どうがしょうかい)​​​​​​​でした。

 

 

 

 

7.まとめ

 

「プログラミング的思考(てきしこう)」とは(なに)​​​​​​​なのか()​​​​​​​使(つか)​​​​​​​ってくわしく解説(かいせつ)​​​​​​​してきました。

 

プログラミング的思考(てきしこう)は、プログラム作成(さくせい)​​​​​​​設計(せっけい)​​​​​​​使(つか(かんが(かた応用(おうよう)​​​​​​​した思考(しこう)​​​​​​​のことで、論理的思考(ろんりてきしこう)​​​​​​​に、効率(こうりつ)​​​​​​​よく最適(さいてき)​​​​​​​方法(ほうほう)​​​​​​​(かんがえる(ちから)​​​​​​​()​​​​​​​したものです。具体的(ぐたいてき)​​​​​​​説明(せつめい)​​​​​​​すると、目的(もくてき)​​​​​​​達成(たっせい)​​​​​​​するために必要(ひつよう)​​​​​​​情報(じょうほう手順(てじゅん)​​​​​​​()​​​​​​​つけて、検証(けんしょう)​​​​​​​改善(かいぜん)​​​​​​​()​​​​​​​(かえ)​​​​​​​して一番効率(いちばんこうりつ)​​​​​​​よく効果的(こうかてき)​​​​​​​方法(ほうほう(かんが()​​​​​​​すといった一連(いちれん)​​​​​​​(ながれをいいます。

 

プログラミング的思考(てきしこう)には、「分解(ぶんかい」「一般化(いっぱんか)​​​​​​​」「()​​​​​​​()​​​​​​​わせ」「抽象化(ちゅうしょうか)​​​​​​​」「シミュレーション」の5つのスキルがあります。これらのスキルを()​​​​​​​につけると理解力(りかいりょく)​​​​​​​があがり、作業効率(さぎょうこうりつ)​​​​​​​()​​​​​​​くなる、創造性(そうぞうせい)​​​​​​​発想力(はっそうりょく)​​​​​​​(そだ)​​​​​​​ててくれる、コミュニケーションの()​​​​​​​言葉(ことば)​​​​​​​のキャッチボールがスムーズになるなどさまざまなメリットがあり学校(がっこう)​​​​​​​仕事(しごと)​​​​​​​だけでなく日常生活(にちじょうせいかつ)​​​​​​​でもとても(やく)​​​​​​​()​​​​​​​ちます。近年(きんねん)​​​​​​​は、ITが急成長(きゅうせいちょう)​​​​​​​していることから、ITツールや技術(ぎじゅつ)​​​​​​​をうまく使(つか)​​​​​​​って論理的(ろんりてき)​​​​​​​創造的(そうぞうてき)​​​​​​​(かんがえて問題(もんだい)​​​​​​​解決(かいけつ)​​​​​​​する「プログラミング的思考(てきしこう)」はどんな職業(しょくぎょう)​​​​​​​についても必要(ひつよう)​​​​​​​​​​​​​​とされています。

 

この記事(きじ)​​​​​​​紹介(しょうかい)​​​​​​​した実践例(じっせんれい)​​​​​​​のように、プログラミング的思考(てきしこう)学校(がっこう)​​​​​​​授業(じゅぎょう)​​​​​​​だけでなく、ゲーム・スポーツ・料理(りょうり)​​​​​​​洗濯(せんたくといった(あそ)​​​​​​​びや身近(みじか)​​​​​​​なところで()​​​​​​​につけることができます。(とく)​​​​​​​に、料理(りょうり)​​​​​​​洗濯(せんたくといった(いえ)​​​​​​​でのお手伝(てつだ)​​​​​​​いはおやこでいっしょにたのしくプログラミング的思考(てきしこう)実践(じっせん)​​​​​​​できておすすめです。

 

日頃(ひごろ)​​​​​​​から「目的(もくてき)​​​​​​​」に()​​​​​​​かって手順(てじゅん)​​​​​​​工程(こうてい)​​​​​​​(かんがえるといったクセをつけていけば、自然(しぜん)​​​​​​​()​​​​​​​どものプログラミング的思考(てきしこう)()​​​​​​​​​​​​​​についていきます。ただし、()​​​​​​​どもはまだ1つ1つの作業(さぎょうをすばやく理解(りかい)​​​​​​​することができません。何度(なんど)​​​​​​​挑戦(ちょうせん)​​​​​​​をさせてあげて()​​​​​​​どものペースにあわせて見守(みまも)​​​​​​​ってあげることが大切(たいせつ)​​​​​​​です。

 

記事(きじ)​​​​​​​紹介(しょうかい)​​​​​​​した実践例(じっせんれい)​​​​​​​やポイントを参考(さんこう)​​​​​​​に、おやこでたのしくプログラミング的思考(てきしこう)(そだ)​​​​​​​てていきましょう!

 

 

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